信長協奏曲
のぶながこんつぇると
信長協奏曲(のぶながコンツェルト)は、石井あゆみによる戦国を舞台とするマンガである。月刊少年サンデー・ゲッサンにて連載中で、単行本は2022年5月時点で22巻まで発売されている。
2014年5月にアニメ化・ドラマ化・映画化の映像化が三本立てで発表された。アニメは7月放送、ドラマは10月放送され、ドラマの延長となる劇場版は2016年1月に公開された。
なお、ドラマ版の完結編にあたる劇場版は本能寺の変と信長の死までしっかり物語が進んでいるが、その結末は原作漫画とは異なる。そもそも、原作はまだ完結していないのでまったくの実写版オリジナルである。
現代の高校生、サブローは、塀からバランスを崩して落下した拍子に戦国時代の尾張国にタイムスリップしてしまう。そこに偶然居合わせたサブローそっくりの顔をした病弱な武士から、「私の代わりに織田信長として生きてくれ」と頼まれてしまい……
主要登場人物
声 - 宮野真守
演 - 小栗旬
『織田信長は、天下取らなきゃいけないからね』
現代の高校生。タイムスリップした先の戦国時代で、病弱な本物の織田信長に代わり、織田家の跡継ぎとして暮らすことになる。
飄々とした呑気な性格で、明智光秀の名前を知らないというほど歴史には疎かったが、独特で大胆な言動や発想で上手く切り抜けている。
明智光秀(本物の織田信長)
声 - 梶裕貴
演 - 小栗旬
サブローがタイムスリップした際に出会った武士で、本物の織田信長。病弱でサブローに身代わりを頼んだ後は隠居していたが、のちに斎藤道三に仕える。サブローが美濃を攻略した際に再び現れ、サブローを支えるために織田家家臣となることを宣言する。サブローのためなら非道なこともしてみせる一面を持つ。
顔がサブローと一緒なため混乱を招かないようにするため常に頭巾をかぶっている。
秀吉の陰謀を知る者のひとりであり、「あの男は危ない」などと秀吉という存在が孕む危険性についてたびたびサブローに進言している。
織田陣営
信長の家族
声 - 水樹奈々
信長の正室であり、斎藤道三の娘。
初めてサブローと会った際にサブローの失言で泣いてしまった帰蝶をサブローが「でぇと」に連れ出すようになってからは、サブローを深く愛するようになる。可憐で美しく、子供や侍女にも優しい性格の持ち主。現代では濃姫と言われることが一般的。
尾張の大名。信長、信行、長益、市たちの父親。生来病弱だった信長を心配していたが、入れ替わったサブローの健康ぶりやおかしな言動を息子の成長として捉え、大いに喜んだ。
信長、信行の母。
声 - 内山昂輝
信長の弟。病弱であった兄の人望の厚さは認めていた。信長がサブローに入れ替わり、うつけと呼ばれるようになったことや、外部から兄への対抗意識を煽られたため、織田家を継ぐ存在として自分の方がふさわしいと考えるようになり、織田家の権力を狙うようになった。
しかしその企みはことごとく失敗し、最後は腹心であった柴田勝家にすら見限られる。駆けつけたサブローに手を結ぶことを提案されるがそれを拒み切腹、池田恒興に介錯される。死に際に「天下でもなんでも勝手に取るがよい…兄上」と言い、笑みを浮かべた。
信長の弟で、お市の同い年の兄。風流を好む性格で文化人としての素養が高いが、欲しい物があると直にサブローにねだる。発言の感じは悪いが、鋭い面も見せている。
お市と三姉妹については浅井家の項を参照。
織田家家臣
声 - 清川元夢
織田家筆頭宿老で信長の付宿老。信長の目付役のような役割をしている。信長(タイムスリップしたサブロー)の変わりように呆れている。
仕官を希望した今川の間者・田原伝二郎(後の羽柴秀吉)の正体を見抜き不採用とするが、そのために彼が遣わした刺客に狙われ、決闘の末に致命傷を追う。駆けつけたサブローに「天下を取りなされ」と言い残して死亡する。
史実とは違い、暗殺によって非業の死を遂げたものの、彼の名誉を尊重したサブローの計らいで諫死したことになった。この一件により、サブローは「織田信長」として天下を目指す決心を固める。
声 - 興津和幸
(本物の)織田信長の小姓として幼少の頃から仕えている。
ある日を境に奇行を繰り返すようになった信長(サブロー)に頭を悩ませ、一時は弟の信行の方が領主にふさわしいと考え殺そうとしたこともあるが、その器の大きさ(?)を知ると、直属の配下として忠義を尽くすようになる。
生真面目な性格で、サブローの言動に常に振り回されている苦労人。
サブローからは「恒ちゃん」と呼ばれる。
声 - 小山力也
元は織田家信行付宿老。信行側の人間だったが、天下を狙うサブローと、兄の追い落としのみを狙う信行の器の違いを目の当たりにし、信行を見限って信長側についた。恒興と同じくサブローに振り回され、苦労が絶えない。4人の軍団長のひとりに選ばれる。
声 - 高橋伸也
織田家の家臣。無口・無表情で、秀吉も対応に困る人物。4人の軍団長のひとり。安土城普請総奉行を務めている。
左が佐々成政。右が前田犬千代(前田利家)。
兵農分離政策を進めるサブローの元に志願した兵士達。
いつも喧嘩し張り合っている。
成政は責任感があり真面目だが反対に利家はやんちゃな大型犬。年月が経つにつれて落ち着いてきており、気性の荒い家臣の一人である森長可をたしなめるなど武士として成長している。利家は未だに犬千代と呼ばれる。
声 - 杉崎亮
織田家の家臣。長可、蘭丸たち森兄弟の父。サブローが家督相続した後に登用される。長躯の豪傑で、サブローの信任が厚い。のちに宇佐山城の守備を任されている。宇佐山城防衛戦で朝倉軍や延暦寺の僧兵と戦い、奮戦した後壮絶な戦死を遂げる。
声 - 吉野裕行
可成の次男。元の名は勝蔵といい、可成の戦死後にサブローから「長可」の名を賜った。長兄は既に故人であり、家督を相続した。豪勢で荒々しい気性の持ち主。
声 - 櫻井孝宏
信長の家臣、参謀的な役割。稲葉山城乗っ取り事件のときに自ら訪問してきたサブローと初めて知り合い、斎藤家滅亡後は数年の隠遁生活を経てサブロー信長に仕官する。
秀吉がただ者ではないということには当初から気づいており、光秀とともに秀吉の陰謀を防ぐ役割を担っていた。
がしかし、毛利攻めに従軍した際に司令官である秀吉が企む謀略を信長に密告するため病の身を推して信長のもとへ向かおうとしていたが、その途中、口封じをすべく半兵衛を探していた秀長に見つかってしまい自害。
しかし秀吉の陰謀は道中で知り合ったとある忍びに託され、サブローの知るところとなる。
半兵衛の弟。兄と同じく斎藤家の家臣だったが、斎藤家滅亡後信長に仕える。
姉川の戦いで浅井家の宿老遠藤直経を討ち、サブローを救う軍功を挙げる。その後も馬廻り衆として務めていたが、半兵衛の死によって竹中軍大将として異動する。長年サブローの側にいたためかフランクな性格になっており、正月には兵に炊き出した雑煮を自ら配っている。
声 - 石田彰
織田家の家臣。通称は久太郎。恒興や利家が巣立った後のサブローの側近。織田家随一の美青年で、女性の扱いが上手である。サブローの言動については、気にしないようにしている。
足利義昭を将軍に就かせた人物。目的は達したが、その過程で義昭は将軍の器にないことが見抜けなかったのを後悔し、のちに義昭を見限って織田家に仕える。側で仕えていたうちは立場上、義昭を諫めはするが、自身はかなり冷めた目で義昭を見ていた。光秀とサブローがそっくりであることを知る人物の一人だが、2人の素性までは知らない。
秀吉の一味
声 - 中村悠一
農民から商人になった本物の藤吉郎を殺してその名前と経歴を奪い織田家に潜入した、今川家に仕えた元忍び。前は「田原伝二郎」と名乗っていたがこれも偽名。
今川義元の上洛を確実にするため、織田家に様々な工作を行ったが失敗し、主君である義元を死なすという結果を招く。義元死後は織田家への復讐と富と権力を狙い、織田家の潜入を続ける。
普段は愛想の良い有能な忠義者のようだが、その本性は腹黒く冷酷。
織田の重臣となって以降も幾度かサブローと織田家を裏切る謀略を企てたが、そのたびに光秀や半兵衛に阻まれて失敗に終わる。
声 - 鈴村健一
羽柴秀吉を名乗ることになった藤吉郎の元に現れた、彼の弟(自称)。
以降は秀吉の副官として、遠征にも同行する。口が軽い一面もあるがフォロー上手。兄に殺されるのも本望としている変態。重度のブラコンその2。
敬愛する兄秀吉の陰謀にも喜んで協力するが、秀吉がその腹黒い本性をあらわした発言をしたときなどは「……」と黙り込むなど、何を考えているのかよくわからない人物でもある。
声 - 松山鷹志
美濃の土豪。美濃攻めの際、一夜城造りで木下藤吉郎に協力し、以降その配下となる。
秀吉の小姓。美しいモノ好きで、美男子の竹中半兵衛に仕えたいと思っている。親が仕えていたために仕えているが、秀吉に美しさを感じないので、本来は仕えたい気持ちはなかった。秀吉と恵瓊の密談の件をはからずも半兵衛に知らせ、結果として半兵衛を死に追いやることになるが、その際に自身をとがめる秀吉の凄味に、認識を改める。
その他織田家家臣
声 - 山寺宏一
信長に仕えた黒人の家臣。実は平成のアフリカ系アメリカ人の元野球選手で、本名は「ヤング」。埼玉からタイムスリップして、鬼と呼ばれて彷徨っているところを森長可に捕らえられ、信長と対面。「ヤング」という名が呼びにくいため「弥助」と名付けられた。
声 - 村瀬歩
可成の三男。目元が父親と瓜二つ。礼儀正しく真面目でとても口が回る苦労人。父の死後は弟たちとともに小姓として織田家に入る。長篠の戦いの直前に、覆面を取ったままで居眠りしていた明智光秀の素顔を偶然見てしまい、それ以来光秀を警戒している。その後、ゆきとともにサブロー、光秀の姿を披露され、今度は忠誠度の対抗心を抱くようになる。
「森ブラザーズ」の四男・五男。兄・蘭丸とは違い活発な性格。蘭丸と同じくサブローの小姓となる。しかし仕事に関しては熱心とはいえず、遊んでばかりいる。
本作では珍しい、架空の登場人物。元々は上杉謙信に仕える忍びで、サブロー信長が岐阜城の主となったあたりから織田家に潜入した。
その後、信長暗殺という大命を受けてサブローの寝所に忍び込むも、サブロー持ち前の呑気な性格に面食らって暗殺は失敗。
その後、サブローに感化されて織田家に忠誠を誓う忍びとなった。光秀や半兵衛らと同じで秀吉の本性とサブローに仇なすその陰謀を知る数少ない人物でもある。
信長に「おゆきちゃんは短い髪がかわいい」と言われて以降、長い髪が当たり前だった当時としては珍しすぎるショートヘアのままでい続けている。
織田家関係者
声 - 勝杏里
第1話で登場する「村の子1」で、当時の名前は「まさ」。サブローから「リーダー」に任命され、桶狭間の戦いにおいて戦況報告や今川義元の居所などの情報収集を担う。サブローはその功績を大きく評価し、一番手柄として「やなだ まさつな」の名と領地を与える。
徳川家
三河の武将。松平竹千代であったころに織田家に人質としてやってきて信長と遊んだ。
義元死後に独立して同盟を組み、色々なことで協力し合っている。
見るからに人のよさそうな外見だが、実は好色。信長が持ち込んだ平成のエロ本をもらって家宝にしており、それがきっかけで女好きに目覚めた。
信長をひどく尊敬している。
徳川家家臣。徳川四天王の1人。徳川家を代表する猛将。金ヶ崎撤退戦において徳川家も危機に陥ったことからサブローを毛嫌いしており、その件で前田利家や佐々成政と衝突している。鬼瓦にも例えられる目つきの悪さをサブローやお市によくからかわれている。
徳川家家臣。徳川四天王の1人。忠勝とは対照的にいつも冷静で、忠勝にもクールにツッコミを入れる。三方ヶ原からの敗走時には、忠勝に憎まれ口を叩いて奮起させた。
後の直政。徳川家家臣。徳川四天王の1人である。家康の小姓。お市が忠勝を気に入ってることを家康が気に入らないことをまだ理解できず、康政から全体を見ろと注意される。若いだけあって好奇心が強く、サブローのノリにも比較的付いてきている。
徳川家家臣。忠勝の叔父で育て親。三方ヶ原の戦い敗走時に家康の殿軍を務めた忠勝を逃がすため、本多家の殿軍となり戦死する。
徳川家家臣。三方ヶ原からの敗走時に、身代わりとして家康の馬に乗って武田勢に突入し、戦死する。
敵陣営
斎藤家
声 - 秋元羊介
「美濃の蝮」と恐れられた美濃の武将で、帰蝶の父親。実は平成6年からタイムスリップした警察官で、信長を最初は快く思っていなかったが、彼の学生服姿を見て同じ未来人と知り、サブローに協力することを約束した。
史実通り、息子・斎藤義龍に討たれて亡くなる。
声 - 浜田賢二
道三の息子で帰蝶の兄。父親を倒して領主となり、領地経営も成功させていたが、数年後に病死する。
義竜の息子。父の病没により若くして美濃の領主となったが、酒色に溺れ人望を失い、家来に裏切られ、サブローに美濃を奪われる。史実では一乗谷の戦いで討死している。
今川家
駿河の大名。藤吉郎(秀吉)の雇い主。藤吉郎の情報を元に織田領へ侵入するが、田楽狭間で織田軍の奇襲を受け戦死する。
ドラマ版では登場しているが、原作およびアニメ版では名前のみで姿も見せていない。
父・義元の死後家督を継ぐ。秀吉によれば父ほどの器量はないとのこと。後にサブローの前で蹴鞠を披露した。
足利将軍家
声 - 緑川光
室町幕府13代将軍。度量が広い剣の達人。サブローを気に入り、太刀を与える。後に松永久秀に殺害される。
足利義昭
声 - 杉田智和
室町幕府15代将軍。義輝の同母弟。度量が狭い小心者。当初は自身が将軍となる後ろ盾となったサブローに感謝をしていた。しかし、サブローの狙いが天下を獲ることにあり、自分がそのための傀儡でしかないことに次第に不満を抱き、各地の大名に密書を送って信長討伐を促す。最後は、器量の狭さから側近の藤孝に見限られ、後ろ盾のないまま織田家に対して挙兵をするも敗北し、京を追放され室町幕府は滅ぶ。
放浪の末に備後・鞆に流れつき、毛利家に世話になりながら、各国大名に信長打倒の文を送り続ける。その身分のためだけで保護されており、実権はないにもかかわらず信長に戦を仕掛けよとしつこく繰り返すため、恵瓊からも持て余されている。
浅井家
声 - 木村良平
市の夫で近江の大名。好青年で信長とは友好的であったが足利義昭の密書により父の勧めで苦悩しつつも対立する。市のお転婆に翻弄されつつも慈しみ、夫婦仲は良好であった。おそらく蛇が苦手。信長と対立した際に大将的存在であった武田信玄が死んだことによって織田軍総攻撃に遭い、自刃した。市との間には茶々、初、江と3人の娘を授かる。
声 - 悠木碧
信長の妹。幼い頃から兄に懐いており、美人と評判の高い彼女だが年相応の落ち着きがないお転婆娘。重度のブラコン。
信長の上洛の際に、兄のためならばと浅井長政のもとへ嫁ぐ。
信長の姪。お市の長女。見た目も性格もお市にそっくりで、サブローも「ミニチュア版おいっちゃん」と言うほど似ている。だが、眉は長政と同じく凛々しい。
信長の姪。お市の次女。茶々とは違い、いつも寝ている。目が長政に似ている。
信長の姪。お市の三女。広いおでこが長政に似ている。
声 - 野島昭生
長政の父。革新的なサブローをあまりよく思わず、義昭の密書をきっかけに、朝倉討伐中の信長を討つことを長政に勧める。小谷城の戦いでは秀吉に攻められ、息子に先立って自害する。
声 - 土師孝也
浅井家の宿老。姉川の戦いで、味方武将である三田村左衛門の首級を自分の首級と謀り、織田軍本陣に入ってサブローの命を狙うが、その顔を知る竹中重矩に斬殺される。
声 - 筈見純
浅井家の宿老。姉川の戦いで本陣から撤退する織田軍を追撃するが、あと一歩で取り逃がす。
朝倉家
越前の大名。浅井家と同盟し、織田・徳川軍と戦うが、一乗谷城の戦いの後、家臣の朝倉景鏡に裏切られ、自刃する。
後述のドラマ版では登場しているが、原作では名前と自害シーンのシルエットのみである。
声 - 中博史
姉川の戦いにおける朝倉軍総大将。姉川では徳川軍と戦うも、惨敗を喫する。
武田家
甲斐の大名。織田家と対立し徳川軍を壊滅させるも、上洛を果たすことなく病死した。
登場はシルエットのみである。
父・信玄の死後家督を継ぐ。多くの臣下に裏切られ、最後まで共にいたのは身内と数人の側近のみであった。名前のみの登場。
上杉家
越後の大名。ゆきの雇い主。作中では後ろを向いた状態でのみ登場するため、素顔は不明だが男前らしい。サブローから贈られた南蛮製のビロードを気に入っている。
手取川の戦いで織田軍を破るも天正6年に急死し、2人の養子が後継を巡って争うことになる。
うの
ゆきの姉で、同じく上杉謙信の女忍。実は幼いころに拾われたゆきの育ての親。謙信急死後の跡目争いから、上杉に見切りをつけて里を抜ける。
とき丸
上杉謙信の忍者。忍びとしての腕は今ひとつだが、美男子で女を誑しこんでの情報収集が得意。着物の商人として織田家に入り、ゆきに謙信の命令として信長暗殺を伝える。
謙信急死後の跡目争いから、上杉に見切りをつけて里を抜ける。
毛利家
毛利家当主。名前のみの登場。
輝元の叔父。毛利家の柱。
毛利家の外交僧。都落ちした足利義昭が備後・鞆に流れ、毛利家に世話になっているので、悪態をつく義昭の愚痴を聞く立場にある。
その他
大和の武将。実は平成のヤクザで、上洛してきた信長に降伏したが、彼の正体(サブロー)も知った。うだつのあがらない平成より、弱肉強食の戦国を気に入っており、歴史は疎いが、下剋上で戦を続けた。拳銃を護身用に持っている。
ちなみに織田家の家臣の皆さんの彼に対する好感度は信長を除きゼロ。一部にはゼロどころかマイナスである。唯一、森長可からはある意味、理解されている。
やがて史実通りサブロー信長に謀反を起こし、降伏勧告の使者としてやってきた長可に対しても恭順を拒否する姿勢を貫いた。最終的には派手に爆死し、平成に生きた人間でありながら戦国で散った。
朽木谷の領主。金ヶ崎撤退戦の折には、立場上は浅井方であるが、妹をサブローに助けられたことや松永久秀の説得もあり、退却する織田軍の領内通過を許可した。
フジテレビ開局55周年を記念して2014年7月より放送開始。アニメーション制作をアニメスタジオに発注するのではなく、フジテレビ自社のCG事業部が担当するという日本のテレビアニメ史上異例とも言える制作体制を採る。
俳優の演技を撮影し、それをトレースするロトスコープとCGのハイブリッド構成とこちらもテレビアニメの製作では珍しい手法である。
ストーリーは第8巻・第41話「延暦寺攻め」までである。
原作との相違点は、女忍のゆきが登場しないために、木下藤吉郎(羽柴秀吉)がサブローの日本史の教科書を燃やす点、原作では同じ濃い茶髪とあるが、サブローは濃い茶髪、光秀は濃紺髪と違えてあることである。
2014年10月から12月まで放送された。月曜日の21時の放送時間を「月9」と呼ぶようになっての初の時代劇となる(「月9」と呼ばれる前には「座頭市」等の放送がされている)。
浅井滅亡までが描かれ、長篠の戦いや本能寺の変を描いた完結編が2016年1月に映画として公開される。
メイン脚本は『TIGER&BUNNY』を手がけた西田征史氏。
主題歌は、ドラマ版・映画版どちらもMr.Childrenの「足音~BeStrong」。
時代考証の影響もあり、ストーリー、キャラクターの性格等、原作からかけ離れているため、ほぼ別作品である。
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またまた続きです。一応これにて完結です! 半兵衛ちゃんと秀吉くんがメインでちょっぴり仲良くなってます。 ここまで読んでくれた方、ブクマや評価やタグ付け、本当にありがとうございます!6,552文字pixiv小説作品 【信コン】秀吉の今川間者時代妄想2
「2」と銘打ちましたが別に話として繋がっているわけではありません。 まぁ世界観は同じなので設定の流用はあります。 オリキャラ満載の自己満足です。苦手な方はご注意ください。 日吉くんが可愛がられていたら私は本当に嬉しい。 あと砦(城)攻め描写がいい加減すぎてすみません。 ちゃんと書いたら収拾がつかなくなると思ったのと、単純に知識不足による結果です。明らかにおかしかったらぜひとも教えて下さいお願いしますこれはまじで!! そしていつも評価やブクマ本当にありがとうございます。 大変な励みになります。3,269文字pixiv小説作品山路が笛
原作1巻、第3話と第4話の間。 天文19年(1550年)頃。 織田夫妻、後朝。 悩める青少年。 *** <後記> 大本命のCP、サブ帰の初夜、もとい後朝のお話。 サブローさんは、特に三十代以降に見せる、男の色香が凄まじいわけですが、十代の頃はやはり歳相応に少年だと思われます。 帰蝶に逢うまで、女の子と深い仲になったこともなさそうだし。 そして今回、色々と時期の擦り合わせもしてみました。 原作冒頭でサブローがタイムスリップした時期についても、今一つはっきりしない。 クラスメイトは制服の上着を着て、サブローや上級生はシャツを袖捲りしているので、夏服に衣替えする直前か、冬服に衣替えした直後の移行期間っぽい。 でも、日本史の授業で安土桃山時代をやっているということは、5~6月とは考えにくい。 となると、10月以降。 タイムスリップが年代だけ遡って、同じ時季に飛ばされたのかも不明ですが、村の子供たちと池で角力(すもう)をとったり、帰蝶との初デートで川で魚を獲ってたりするので、とりあえず平気で水に浸かれる季節かなと。 そこで、旧暦に換算して、サブローが飛んできたのは、21世紀の10月初旬から1549年(天文18年)の9月上旬へと想定しています。 尚、帰蝶とは、原作で1548年(天文17年)に政略結婚成立とあります。 でも、1549年2月に婚姻という話もあるし、結婚による和睦が成立してから実際に輿入れがされるまでには準備期間があるでしょうから、創作上、彼女が尾張に来たのは1549年になってからとしています。 数えで信長16歳、帰蝶15歳。 飛ばされてきた時点のサブローも高校1年生なので、ちょうど合いますし。 帰蝶さんは嫁いできてから半年以上ほっとかれ、そこで漸くサブローと出逢い、愛を育むわけですな。 サブローとしては、出逢った時点で奥さんとはいえ、初対面の女の子とすぐにどうこうなる気はなさそうで、心理的にも《お付き合い期間》は必要だろうということで、進展までにはさらに半年以上かかっています。 二人の初夜がいつ頃かについては、サブ帰ファンの妄想のしどころでもありますが、原作第3話「竹千代くん」の時点ではまだ結ばれてはいないっぽいんですよね。 安祥城が陥落し、信広が生け捕りにされたのが1549年11月。 松平竹千代との人質交換がされたのはその後で、第4話ではもう二年が経っているので、さすがにその間にはちゃんと夫婦になっている筈(というかなってほしい)ということで、二人のお初は1550年の夏頃を設定しています。 帰蝶の小袖を思わず持って行ってしまったサブローの行動は、一応、後朝(きぬぎぬ)の変形ver.のつもりで書きました。 平安時代、衣を重ねて共寝をした男女が、翌朝に互いの単(下着に該当。男女同型)を取り替えるという風習があったとか。 でも今回は、サブローさんに女物の小袖を羽織らせたかった(というか原作でも着ている)ので、そういう流れに。 ちなみに、サブローが豊満な女性には関心がないというのは、原作8巻第42話で、肉感的なうのを“重そう”の一言で切って捨てた(笑)ところから想像しました。 尤も、帰蝶さんも、結構立派な乳をお持ちでいらっしゃるようですが。 また、和歌に関連して、武家の女性の嫁入り道具に『源氏物語』『伊勢物語』『古今和歌集』などが含まれ、王朝古典文学は必須の教養だったそうです。 『信コン』の帰蝶なら、手慰みにでも読んでいそう。 冒頭の百合の歌は、『万葉集』の巻七(1257)より。 姫百合を指しているようですが、お話の中では山百合とリンクさせています。 山百合は別名「鳳来寺(ほうらいじ)百合」と言われ、愛知県の鳳来寺山に自生するところからきているとか。 作者不詳なので、詠み手が男か女かで意味が変わりますが、ここではサブロー視点なので、男の場合の解釈になっています。 原作の表紙(1巻)でも帰蝶は百合を抱えてますし、《花えみ》=控えめながらも深い思いを秘めていると見えた…というのが、いかにも彼女らしいです。 後半は、どちらも和泉式部。 言わずと知れた、王朝時代随一の女流歌人。 後朝の歌(『後拾遺和歌集』755)は、とにかくリアルで色っぽい。 ラストの歌(『和泉式部集』)は、死にたいと思わせた張本人である男によって、再び命が惜しくなったという意味ですが、サブローと出逢って以降の帰蝶の心境ズバリだなぁと選びました。 尚、タイトルの「山路が笛」(さんろがふえ)とは、恋をした牧童や草刈りの若者が、想いを寄せている人のことを思い、あるいは、恋する気持ちを相手に伝えたいために吹く草笛を指します。 余談で、歴史話も少々。 作中にちょろっとだけ出てきた斯波義統は、原作には名前しか出ませんが、実在の人物です。 群雄割拠の尾張では、守護大名の斯波氏と、臣下に当たる守護代の織田一族の力関係が微妙で、義統は幼少時、守護代の大和守家(織田達勝・織田信友)らに傀儡的に擁される存在であったとか。 その所為か、大和守家の家臣筋の織田弾正忠家(織田信秀:信長の父)が台頭してくると、義統は比較的賛意を示したようで、天文13年(1544年)に信秀が美濃へ進攻する際には、尾張国中に信秀への協力を命じ、弾正忠家よりも格上に当たる伊勢守家や、同輩の因幡守家をも美濃進攻軍として動員させるなど、信秀に対して篤い支援を行ったのだそうです。 また、天文23年(1554年)、大和守家の織田信友が弾正忠家の織田信長を謀殺する計画を企てた時、信長にその計画を密告したのも、この義統でした。 しかし、それによって逆に義統は信友に攻め滅ぼされ、義統の嫡男・義銀は信長によって庇護されます。(後に追放) 信長は、義統の敵討ちという大義をもって大和守方に攻め入り、翌年には、名目上の主君で眼の上の瘤でもあった守護代・織田信友を、主家を討った謀反人として討ち果たします。 その後、守護・守護代勢力は一掃され、尾張は信長の手によって統一されていくことになります。 織田弾正忠家の信秀・信長父子に好意的で、信長が尾張の国主になる契機としての人物ということで、今回、さわりだけ登場させました。4,464文字pixiv小説作品