概要
ロバート・ブロックの小説『星から訪れた者』に登場する種族の名称。
その名の通り星間宇宙に住む地球外生命体で、魔術書『妖蛆の秘密』に記された呪文によって召喚することができ、「クスクス」と囁くor「ゲタゲタッ!」と轟くような笑い声めいた、不気味な音を発てて星間からやって来る。
その姿ははっきりとは見えない不可視の存在だが、血を吸う事によって輪郭がはっきり分かるようになる(但し、地球の生物の血液は腹持ちが悪いのか、数分で消化され直ぐに姿が見えなくなるともされる)。
その姿はゼリー状の体を持ち、触手のような吸入口を無数に生やしたイソギンチャクめいた胴体に、大きな鳥のような鉤爪を生やした球体のような姿をしている。
触手に捕らわれると脱出は不可能。犠牲者は悲鳴と共に虚空をかきむしり、不意に浮かび上がり体がねじくれ、骨まで砕かれ血が噴き出すとされる。
しかし、吹き出した血は地面に落ちる事なく、星の精によって啜られる。
召喚の呪文
ティビ・マグナム・インノミナンドゥム・シグナ・ステラルム・ニグラルト・エト・ブファニフォルミス・サドクァエ・シギラム……