「自分の中の弱者が罪を犯す恐怖から、目をそらさずにいればいつか必ず助かるよ。」
概要
左目に眼帯をした男。対神科学研究所の獣医。身長175cm。
主人公神蔵和花と東京で出会って保護し、研究所に連行する。
研究所外のアパートに住んでいる。帯川清は同じアパートに住む友人。
非戦闘員であり、体が不自由なこともあって戦闘能力は低い。
自己犠牲的なほどの慈悲を持つ善人。和花の人権も尊重しようとする。
生まれつき手足と左目にあざがある原因不明の奇病に侵されている。あざのある箇所は脆くなり、左の目玉は崩れて無くなった。あざに徐々に広がっており、歩行も難しくなりつつある。
そのせいなのか、冷蔵庫にはビール以外ほぼ何も入っていない。
何らかのトラウマがあり、知り合いが浴槽で死んでいるのを見て以来、浴槽が怖くて使えない。
線の細い優しい声をしている。年下の前ではしっかりした感じになる。(作者ブログ)
関連タグ
ネタバレ注意
実は、IPOとはまた別の高次生命体から超常的な力を授かった能力者。
その能力は時間を巻き戻し、未来を改変する「過去干渉」(タイムリープ)。
ただし、能力の使用には代償が伴い、顔や手足の石のようなあざが広がることで徐々に身体機能が低下し、やがては死に至る。死と隣り合わせの能力である。
世界全体を巻き戻す場合は全身のあざが進行するが、物体の一部を経年劣化させる程度なら指一本の犠牲で済む。
また、時を巻き戻すには時永自身が分岐点となる事象の発生した時間と場所を知覚していることが条件になる。さらに、時永が死亡した場合は、自動的に能力が発動する様子。
作中では、アルラが薬物を日本中にばら撒き、日本を崩壊させた未来を「なかったこと」にしている。
谷古宇からは「神を殺す人間」として危険視され、次第に時永は追い詰められていくことになる。