「ひとりで行かないでください。」
「行かないよ。君の声が聞こえるうちは。」
概要
スマートフォン向けアプリゲーム『魔法使いの約束』に登場する真木晶×フィガロのBLカップリング。
真木晶は本作の性別選択可能な主人公であり、このカップリングの場合は主に男性として描かれている。
晶は現実世界から魔法使いたちを導く"賢者"として異世界に召喚され、フィガロはその賢者の魔法使いのうちの一人として魔法舎にやってきた。
出会ったばかりの頃は「南の優しいお医者さん」と自称するフィガロの底知れぬ雰囲気に恐怖や戸惑いを感じていた晶だが、共に時間を過ごしフィガロのことを知っていくにつれ彼に対する印象も変わり、距離も縮んでいっている。
エピソード
主人公とのカップリングであるため、晶フィの関連ストーリーは多い。中でも重要なエピソードについて記していく。
以下、メインストーリー12章以降、イベント、親愛ストーリーなどのネタバレが含まれています。ご注意ください。
メインストーリー
メインストーリー12章5話「フィガロの誘い」にて、フィガロと晶の会話が描かれている。
フィガロは賢者である晶をダンスに誘い、「君を言いなりにさせたいから恋をさせて、籠絡したい」という信じがたい内容をあけすけに話した。晶は、フィガロの言葉や態度に戸惑いながらも、その手を取ろうとしてしまう。
親愛ストーリー「迷子の大人」
二人の関係やフィガロ自身にとって重要なエピソード。記事上部の台詞もこちらから。このストーリーをきっかけに晶フィを好きになったという賢者も多い。
親愛ストーリーは「賢者の書」に魔法使いについて記すために晶が各魔法使いにインタビューをしていくという形式である。フィガロについても他と同様にインタビューを終えたが、その夜中庭で一人佇むフィガロを見つける。
顔色が悪く見えたため誰かを呼ぼうとしたが「どうして。きみがいるのに」と引き留められ、手を握るよう頼まれる(ここで選択肢が出るが、どちらを選んでも手は握る)。そこで手を繋いだままインタビューの続き「フィガロが絶対にしたくないこと」を尋ねると、「ひとりぼっちで石になりたくはない」という答えが返ってきた。
さらにフィガロは「ムーンロード」(海の前上に月が浮かぶと、海原にまっすぐできる月影のこと)について晶に話す。遠い昔、フィガロは月の光の先に自分を置き去りにしていったものたちがあるように思えて、ムーンロードをずっと歩いていき、入水しかけたことがあるという。
その話を聞いた晶は沈黙の後、「あなたの仕事をしましょう。俺と部屋に行って、温かいお茶を飲むんです」とフィガロを「仕事」に誘う。この日の昼間、フィガロは「フィガロの仕事は気持ちのいい晩に、賢者様を部屋に呼んで、いいお酒を飲むこと」と賢者の書に記してほしいと冗談で言っていたのだった。
後日、南の国の面々と晶は中央の市場に出かける。人混みに慣れないルチルたちのために、フィガロは休める場所を探しに一人その場を離れる。皆が見送る中、晶は遠ざかるフィガロの背中を見つめながら「ムーンロード」の話を思い出し、咄嗟に彼を追いかけて腕を掴む。
「ひとりで行かないでください」
晶がそう言うと、フィガロは目を丸くした後、照れたように笑う。
「行かないよ。きみの声が聞こえるうちは」
迷子の2000歳の手を、晶は離さなかった。
1周年記念SSRカードストーリー「その手を取るとき」
メインストーリーと親愛ストーリーの内容を踏まえた物語となっている。
南の国でのパーティーに招待された際、遠くから眺めるだけで皆の輪に入ろうとしないフィガロを見て、晶はフォークダンスを抜け出し彼の元に駆けていく。フィガロはパーティー前、晶からミチルと本物の親子のようだと言われ、「何千年も生きていると繋がりに実感が持てない」と話していた。
メインストーリーではフィガロが晶をダンスに誘っていたが、ここでは逆に晶からフィガロに手を伸ばし、ダンスに誘う。冗談めかしてからかおうとしてくるフィガロに、晶は「自分は何千年も生きていないが、ミチルたちにとっても、自分にとってもフィガロの代わりはいない」と告げる。フィガロははにかみながら晶の手を取り、晶と共に皆の輪に入っていった。
その他
育成ストーリー
スポット | タイトル | 内容 |
---|---|---|
病の沼 | スポットゆかりの話1 | 欲望を食べる魚にたかられる晶と、まったく魚が寄って来ないフィガロ |
カードストーリー
※特別に表記が無い場合フィガロのカード名
カード名 | タイトル | 内容 |
---|---|---|
垣間見えるのは | 凄腕のお医者さん | フィガロが晶を看病するストーリー。フィガロは、晶に愛について尋ねる |
食べてからのお楽しみ | 賢者様への思い | 晶についてどう思っているのかレノックスに尋ねられ、「飼い慣らしたいような、飼い慣らされたいような」、大事な存在だと語っている |