概要
暗殺チームはポケモンで遊びたいとは、動画投稿者・タケゾー氏によってニコニコ動画に投稿された、ワザップジョルノ外伝シリーズである(実質「三次創作」)。プレイゲームはポケットモンスター赤バージョン(→RGBP)。
実況メンバーである暗殺チームを含め、登場人物全員タケゾー氏の声真似によって生命が吹き込まれており、そのクオリティは高い評価を受けている。2020年9月現在、Ep13まで投稿されており、続編の『図鑑完成篇』の投稿もスタート。
スタンド使い達による広告やファンアートの量は圧巻で、コメントによるセリフの書き起こしや全話まとめが現れたりなど、多くの人から愛されている作品である。
登場人物
暗殺チーム
リゾット・ネェロ
プレイヤー
本シリーズのプレイヤーを務めている。たびたび一番喋るのに一番似てないと言われている。音割れ常習犯。おそらく作中で1番の自由人。彼のしてきた所業は数知れず、ポッポ血祭り未遂、ショップ店員恐喝、ディスク持ち逃げ、自転車で大はしゃぎ、メタリカ・うそぴょんなど、武勇伝をあげ出したらキリがない。よく叫びよく歌いよく騒ぐ。何が言いたいかと言うとメンバー内で一番うるさい。
「キタアアアアアアアアアアアアアッッ!!」
「メタリカ・フェイントだッ!まんまと引っ掛かったなッ!」
ホルマジオ
ヒトカゲ→リザード→リザードン
最初に仲間に加わったメンバー。なぜか語彙力がびっくりするほど少ない。「ショーガネェナァー」「ブドウ畑だぁ!」「パーフェクトだッ!」の三語を組み合わせたりして会話(?)している。メンバー1頭が悪い賑やかな奴だが最終話ではタイプ的に不利であるカメックスのふぶきを耐え切り見事勝利を収めてみせるなど意外とかっこいい奴である。
Ep.12で急に「ナランチャ」を覚えた時はその唐突さに多くの視聴者をママ化させた。
「ブドウバタバタァ〜ッ!」
「パーフェクトだッ!」
「生姜☆少々」
そしてEp.13ではなんと……?
プロシュート
ピカチュウ
2番目にメンバー入り。ピカチュウの名付け戦争に勝ち残り見事ピカチュウの座を手に入れた。物語を通してまともなキャラではあるがノリノリでなきごえをやってのけてみせたり笛が下手だったりとちゃっかり視聴者の笑いも取ってくる。さすが兄貴。
「ピカチュウと心に決めた時はスデに!俺はピカチュウになっているんだッ!」
「やってやろうじゃねぇか」
イルーゾォ
ケーシィ→ユンゲラー→フーディン
3番目にメンバー入り。いじられキャラ。一番不憫かもしれない。小さい「オ」が無かったために名前が「イルーゾョ」に。不服そうにしていたが終盤ではもう自分で自身の名前を「イルーゾョ」と言うほどまでになった。最初はテレポートしか使えないカスポッケモンだったがリゾットの厳しい育成により強力なポッケモンに。Ep.12ではまともな出番すらもらえなかった。それとよく瀕死になる(物理)。
「俺も覚悟はいるが!まだ遅くなあああああいッ!」
「イルーゾョの名を『騙る』事を!『許可』しないィーッ!」
メローネ
アーボ→アーボック
4番目にメンバー入り。名付けの時「蛇だけはダメ」と言っていたにもかかわらずペッシの「アーボはポケモン赤バージョンでしか捕まえられない」と言うコメントに勝てずに結果へびポケモンとなってしまった。『まきつく』で相手のポケモンの個体値を測れるらしい。ちなみにお気に入りはエリカ。戦闘後に「ディ・モールトッ!良しッ!」と言うのはお約束。
「知りたいぞッ!俺はエリカの健康状態が知りたいッ!」
「健康状態を測るまでもない。お前はこれから"始末"されるのだからな」
ペッシ
タマタマ→ナッシー
5番目にメンバー入り。サファリパークでゲットされたポケモン。兄貴同様まともキャラかつ解説役であるが、兄貴と違いボケに回ることが作中一切無い。適度にツッコミを入れながらも正確な解説を入れる姿をもはやマンモーニと呼ぶ者はいないだろう。Ep.10でリゾットに勝手にスタンドをパクられた。
「……」(呆れ)
「やってやるさ…兄貴が逝っちまう前に…兄貴の目の前でッ!」
ギアッチョ
ラプラス
最後にメンバー入りした。メンバー入りした直後に暗殺チーム8名全員に上に乗られてラプラスに乗ってを大合唱されると言う異色のデビューを果たす。原作よりかはキレることが少なく、逆に興奮したリゾットを窘めたり仲間の不幸に対してフォローに入ったりすることが多い。自分の必殺技をちゃんと言えたことが全12話を通して一回しかない。ちなみに最終決戦では無言で倒れていった。
「メローネよぉ…ドンマイだ」
「ホワイト・アルバムゥ!幸せの思い出ェーッ!」
ソルベ
ストライク(カメックス、サイホーン)
Ep.6にてまさかの登場。次の回からもレギュラー入りを果たし、暗チファンを大いに喜ばせた。ポケットモンスター青バージョンを所持しており、リゾットのイルーゾョと自身のソルベ(ストライク)を交換した。ペッシ同様に解説役で、ふざけることが作中ほとんど無い。裏技や攻略のコツなどを解説するたびにコメ欄では「ワザップソルベ」と流れてくる。
「これが…『さいみんじゅつループ』ッ!」
「すまねぇサカキ…うちのアホどもが本当にすまねぇ…」
ジェラート
サイホーン(ストライク、イーブイ)
流暢に喋れない二号。日本に長く滞在しすぎたせいでイタリア語が下手になった説がある。事あるごとにコメントを入れるがこれまたカタコトなのである。ちなみにコイツもちっちゃい「エ」が無かったために、手持ちの名前を「ジャラート」「ジュラート」「ジョラート」とされている。
「ナタデココ…ウマカッタ…」
「ダイスコ…」
ボス親衛隊+α
ヴィネガー・ドッピオ
リゾットのライバル。常にリゾットの一歩先を行っていた存在。作中の登場はあまり無いが、タマムシシティで目撃情報が多数寄せられている。12話を通してセリフが「とおるるるるるるるるん」と「もしもし、ボスッ!…わかりました。」しかない。
ティッツァーノ
ピジョット
ドッピオ手持ち先鋒。兄貴のかみなりを2度にわたって避けてみせるも10まんボルトが命中し敗北。
スクアーロ
フーディン
ドッピオ手持ち次鋒。兄貴を打ち負かしイルーゾョとサイコキネシス合戦を繰り広げる。スクアーロが勝つかと思いきや最後の最後にリフレクターを発動したため敗北。そして何故か彼だけセリフをまともに聞いてもらえない。
カルネ
サイドン
ドッピオ手持ち中堅。イルーゾョを倒すもペッシに敗北。静かに登場し静かに死んでいった。
チョコラータ
ウインディ
ドッピオ手持ち三将。ペッシを攻撃力の低いひのこで嬲り殺しにしたがメローネに敗北。リゾット&メローネコンビに持ちネタを目の前でパクられた。
セッコ
ナッシー
ドッピオ手持ち副将。メローネを倒すもギアッチョのれいとうビームを前に敗れる。
ディアボロ
カメックス
ドッピオ手持ち(?)大将。ドッピオの手に追える相手では無いと判断し姿を現した。
バトル中リゾットのことを「ポケモンバトルの才能が無い」と罵ったりかいふくのくすりを使ったりエピタフで未来を予知する等と色々とやりたい放題である。
エピタフを使い自身の勝利を確信するも暗殺チームの『信頼』の力により予知が外れる。
ラストはホルマジオのだいもんじによって敗北し、長きに亘った因縁はカタをついた。
その他
DIO
複数回にわたり登場。Ep.1でカッコよく登場してみせたものの、リゾットにセリフをパクられる挙げ句無視されたり割愛されたりシアハートアタックの誤爆に巻き込まれたりとかなり不憫なやつである。
ポルポ
リゾットと同じくマサラタウンで過ごしている。だがEp.6でカビゴンとして登場し、バトルを通してリゾットに「ポケモンバトルで最も重要なのは『信頼』である」というポケ論を説いた。倒されるとプッフゥ~と断末魔を上げた後、山奥へ去っていった。
吉良吉影
Ep.6でシオンタウンの住民として、Ep.9ではぐれけんきゅういんとして登場。また、自身のシア・ハート・アタックは初回からフシギダネとして登場している。ホルマジオやDIOを爆破してたりと割と自由にやっている。
花京院典明
Ep.9に登場。リゾットの部屋に何故か不法侵入している。住居侵入罪で訴えられるがリゾットがセリフを噛んだため不起訴に。その後F-MEGAをプレイしたことによりお互いのことを「典ぴー」「りっちゃん」と呼び合う仲にまで発展した。
ブローノ・ブチャラティ
Ep.8に名前だけ登場。話によると息継ぎ無しでポケモン言えるかな?を暗唱出来るらしい。
レオーネ・アバッキオ
Ep.8に登場。リゾットにポケモン言えるかな?勝負を挑み見事に勝利してみせた。リゾットが言えないのをいいことに例のダンスで煽っていた。そこでの出番はそれだけであったが、Ep.13で再登場。
リゾット達の前に立ちはだかり、リゾットが勝てばポケモン交換・負ければ茶を飲む、という条件でポケモン勝負を挑んだ。
シーザーのお父さん
別名マリオ・A・ツェペリ。Ep.9に登場。研究所内のスイッチを押そうとするリゾットを止めようとするが止められなかった。このせいで吉良吉影が死ぬハメになる。
イギー
名前のみ登場。なぜかフリーザーの名前に抜擢される。下手したらイルーゾョと入れ換えになって活躍していたかもしれない。
ワムゥ
Ep.7に一瞬だけ登場。タマタマを捕まえるためにリゾットの投げた石(ローリングストーン)の流れ弾に当たり死亡。
経歴(ネタバレ注意!)
Ep.1
全ての始まり。ここでポケモントレーナーのリゾットとドッピオが生まれた。
ポケモン恒例の最初のパートナーを選んだ後のライバルとのポケモンバトルでは訳もわからずなきごえを連発してドッピオに敗北すると言う不安の残るスタートから始まった。
Ep.2
動画開始初手から28年間お使いをしたことがないのがバレるリーダー。開始5分程で一文無しになった。この回からショップカツアゲや歌ってみたなど、いろいろとコンテンツが生まれた。終盤ではしれっと混ざりこんじゃいけない人が乱入してた。
Ep.3
ニビジム攻略回。入り口にいる作業員?のことをタケシと勘違いしてニセシが生まれる。いよいよタケシと戦うとなったわけだがどういうことかタケシが裸になっていた。しかも手ブラをしていた。ここに乳バンドvs手ブラという夢の(?)決戦が叶ってしまう。ちなみにいわタイプのジムリーダーをヒトカゲとピカチュウで攻略して見せるというしれっとすごいことをしている。しかもイシツブテがいわ・じめんタイプであることを知らずに、である。
Ep.4
暗殺チームの生活事情を知れたりする。リゾットの誤爆でイルーゾョが爆誕した。マサキの家に行ったり歌ってみたりと色々見れる回でもある。ロケット団に盗まれたわざマシンを取り戻しそのまま「じゃあこれは俺のものってことで」と言って持ち逃げした。まさにギャング。
Ep.5
開幕所持金1円。もはやプロ。「ポケモンだいすきクラブ」の会長から自転車引換券をもらうためにきんのたまを売らずに捨てると言う鬼畜の所業をしてみせた。別名セルフ去勢。自転車をもらった時は過去最高の「きたああああああ!!」を見せた。パッショーネの暗殺チームリーダーは28歳で、自転車に乗ると大はしゃぎすると言う生態を知る事ができる回(一部ファンからは『28歳児』と呼ばれた)。中盤でのサントアンヌ号では船長の船酔ゲロからチームの殆どがもらいゲロで吐き散らかすという前代未聞の大惨事が起こった。
後半ではジムリーダーマチス戦、メタリカ連打初登場など、結構内容の濃い回となっている。
Ep.6
ソルジェラ登場回。暗殺チームは幽霊が怖いらしい。この頃からシチリア訛り(関西弁)がどんどん酷くなっていった。この回でイルーゾョとストライクが交換される。ポケモンの笛で遊んでいたらまさかのポルポが登場。ここでポルポは自身のポケ論を説くがこれが後々重要な伏線になることに…
Ep.7
サファリパークにてペッシが仲間入り。タマムシシティでピッピ人形を買う28歳。ヤマブキシティでギアッチョが仲間入りするがその際神回と呼ばれる理由になったあの伝説のシーンがある。この回にも乱入しちゃいけないあいつが混ざり込んでた。
Ep.8
ソルベのところにいたイルーゾョが戻ってきた。ここでの大合唱も指折りの名シーンである。タマムシシティに戻ってきた際、エリカの健康状態を知りたいというメローネに対し「しょうがないなぁ〜」と言いつつもメタリカ・うそぴょんを発動するゲスっぷりを見せた。その後、ポケモン言えるかな?会議が始まる。書き出してて何だがこの回内容が濃いぞ。暗殺チームの食事事情とリゾットがメシマズ(賛否両論)なのを知る事ができる。物語後半ではフリーザーとの戦いになり、最終的にモンスターボールでフリーザーを捕まえるという偉業を成し遂げた。
Ep.9
序盤では研究員に転職した吉良吉影と戦っていた。ジムリーダーカツラ戦ではガバガバAIにより体力満タンにもかかわらずキズぐすりを使うガバガバカツラさんが見れるのでカツラさんファンは見に行っては如何だろうか。カントウ地方を一周し、マサラタウンに戻ってきた際、リゾットが視聴者の鼓膜を3度にわたって破壊した。また、花京院がリゾットの家に不法侵入していたが、F-MEGAを通してめちゃめちゃ仲良くなった。
Ep.10
開幕初っ端からプロシュート兄貴の音楽教室はずるいと思う。どうやら兄貴の使う笛には肉の芽と似た力があるようだ。ジムリーダーサカキ戦ではギアッチョが文字通りのパーフェクトゲームを展開して見せた。ポケモンリーグではEp.1での伏線を回収しており、タケゾー氏の非凡さをひしひしと感じられる。ポケモンリーグ内でレベル41のアーボックが現れ、危うくメローネが解雇されかけた。ラストのPVは鳥肌モノなので是非何度でも見て欲しい。
Ep.11
ポケモンリーグチャンピオンとなっていたドッピオとの最後のバトル。演出などとても凝った作りになっているため、彼らの勇姿は是非動画内で見てほしい。
Ep.12
待望の図鑑完成編1話。まだ終わっていない…彼らの…冒険ッ!早速冒険に出たはいいもののチャンピオン戦から回復を全くしておらず、ポケモンリーグチャンピオンがレベル3のポッポに負けることに。ついでに言うと、所持金も少なく(図鑑完成が目的なのに)モンスターボールが27個しか買えなかった。大丈夫かこのチーム。何があったのか、イルーゾョが再起不能となっていた。ポッポとして生まれ変わりゲットされるがどく状態のため力尽きた。これも前世の因縁か…。ポケモン図鑑完成まで残り126匹。
Ep.13
Ep.12に引き続き図鑑完成編2話。冒頭でサンダーをゲットし、なんと見つけた数138、捕まえた数110というところからスタート。最初のポケモンであるゼニガメやフシギダネがどこにもいないと悩むリゾットであったが、アバッキオが登場。「俺に勝ったらポケモン交換をしてやる。負けたら俺の注いだ茶を飲め。」という条件の下、暗殺チームは初めての通信対戦を行う。その中でナランチャ(ゲンガー)戦でホルマジオが急成長。だいもんじでとどめを刺したあと、「勝ちか負けかで言うのなら… 俺の勝ちだッ!ナランチャアァ…」というセリフを放った(その後すぐいつものに戻ってしまったが)。そして辛くもアバッキオに勝利。無事にゼニガメをゲットできた。(喉が乾いたイルーゾォはアバ茶を飲みまたも死亡。)ポケモン図鑑完成まで残り37匹。
図鑑完成編
Ep.11でのノイズの中あのポケモンが映るという意味深な終わり方やタケゾー氏の「Ep.11で最終回のつもりはない」というコメントから視聴者の中ではEp.12が投稿される、続編がスタートする等の声が上がっていた。
そして満を持して投稿されたのが「図鑑完成編」の予告である。
あらすじとしてはポケモンリーグチャンピオンとなった彼らはオーキド博士に頼まれた「図鑑を完成させる」という黄金の夢の存在を思い出し、もう一度カントウ地方を冒険するという内容になっている。
そしてタケゾー氏のTwitterでの「まもなく」と言う意味深なツイートが投稿された数時間後、待望のEp12が投稿された。
副音声
YouTubeに投稿された動画。内容としては本編動画に投稿者であるタケゾー氏がコメントを入れていくものとなっている。制作秘話や裏話など、副音声でしか聞けない情報もあるので是非見ることをオススメする。
余談
広告のスタンド名についてだが、あれはタケゾー氏が一つ一つ自分で考えていて、ふと思いついたのをメモに書いて、それから動画に入れているらしい。ちなみに被らないようにするのも結構意識しているのだとか。