五大龍神が保っていたはずの秩序。それを破壊したのはむきだしの暴嵐の力だった。
概要
DMBD-18『レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐』にて登場したクリーチャー。
キング・コマンド・ドラゴンの多くは西洋甲冑を身に着けているが、このクリーチャーはSFチックな鎧と武器を身に着けており、火文明オリジンの要素が強く反映された見た目となっている。
モチーフは日本神話に登場する須佐之男。日本神話では天照大神によって高天原から地上に追放され、流れ着いた出雲の地で暴れていたヤマタノオロチを退治したとされているが、こちらはアマテラス・キリコの『神歌』によって超獣世界に顕現しており、更には元ネタでは敵対関係にあったACE-Yamataと共闘して古代文明を破壊している。
因みに、須佐之男は日本最古の和歌を遺している為、「音楽用語や音楽関係の偉人の名前を持つ」というキング・コマンド・ドラゴンの命名法則に一応該当する。
また、「O」が強調されているのも、「オー」と「王」をかけていると思われる。
効果
レアリティ | P(表記無し)→SR |
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コスト | 水/火/自然文明(10) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | キング・コマンド・ドラゴン/オリジン |
パワー | 21000 |
能力 | Q・ブレイカー |
自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。 | |
相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならクリーチャーを攻撃する。 | |
呪文によって相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
コスト10の大型クリーチャーである為、出すには一工夫必要なものの、コストの高さから《流星のガイアッシュ・カイザー》での軽減、《巨大設計図》でデッキから手札に加えられる利点がある。
コスト10以上のクリーチャーを踏み倒して展開できる《神歌の歌姫アマテラス・キリコ》が同デッキに収録されており、切り札の展開からの速攻が可能。
コスト10で固めた《ガチャンコガチロボ》の【10軸】において強力な1枚として活躍が期待できる。
火と自然が入っている為、マナ加速や踏み倒し手段の多いボルシャック系や、それらと相性の良いカードを使えば召喚の難易度はある程度緩和可能。
一つ目の効果は自身を含めた味方へのスピードアタッカー付与。自前のQブレイカーと合わせて畳み掛ける事が可能。
このクリーチャー自体はあくまで自身の常在能力でスピードアタッカー化している状態であるため、《その子供、可憐につき》のスピードアタッカーをタップインさせる効果をすり抜けられる。
二つ目の効果は相手の攻撃先の変更。
自分のクリーチャーが擬似的なブロッカーとして機能し、このクリーチャーのパワー自体も21000あるので、スレイヤーでもなければバトルに負ける事はそうそう無い。
三つ目の効果は呪文限定の選ばれない効果。
クリーチャーや全体または自分で対象を選ぶ呪文には無力なものの、ある程度S・トリガーを恐れずに攻撃できる。
総じて速攻の補助と優秀な壁役を兼ね、コストの重さをどうにかできれば器用に立ち回れる、堅実なクリーチャーと言える。
背景ストーリー
かつてオリジン達が存在していた太古の時代、世界は五龍神達によって治められていた。
しかし、反旗を翻した蒼狼の一族が『神歌』の力でSusano-O-Dragonと《八頭竜ACE-Yamata》を含む、異界の竜を9体降臨させ、五龍神の討伐・封印に成功。
その後、蒼狼の一族は『神歌』の力で五柱の神を降臨させる事で、自分達の歴史を磐石なものとした。
その他
DM24-SP1『キャラプレミアムデッキ「ドラゴン娘になりたくないっ!」イェーイめっちゃドラゴン!!』収録版は、流星アーシュの描き下ろしイラストが加筆されたヒーローズ・カード風仕様になっている。
同デッキに収録されているカードの《流星アーシュ》とは性能面で噛み合っており、上記のカードイラストはデザイナーズコンボのヒントにもなっている。
また、レアリティに新たにスーパーレアが与えられている。
関連タグ
オリジン(デュエル・マスターズ) キング・コマンド・ドラゴン