音楽CD『蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise』に登場する人物。
概要
正直村の8人のうちの1人。
目が覚めた時、自身を含めた5人(他の4人は最も臆病な僕、最も大人びた僕、最も警戒心の強い僕、最も早起きな僕)が住居としている場所とは別の、謎の暗闇に居る事に気付く。
ある1人が言うには、「ピエロ」によって全員が捕まった状態なのだと言う。
最も聡明な僕以外の4人は脱出計画を立てるが、最も聡明な僕はそれを幼稚なものとして口出しをせずに無視する。
その後脱出計画が実行に移され、4人は脱出に成功する。
1人残された最も聡明な僕は暗闇に取り残され、脱出も出来なくなる。
最も聡明な僕は暗闇の中で思案に暮れると、「ピエロ」は自分達の中に居たという事に気付く。
その時、後ろに気配を感じ、熱いものが背中を伝う。
8人の中で姿を消したのは4人目。
考察
- 突然5人全員が暗闇に居たという、突飛な状況で始まるエピソード。少し前の話は酒と阿片を嗜む異国風のパーティだったため、そこで意識が混濁した全員を手間を掛けて運んだのだろうか。
- 「ピエロ」は自分達の中に居た、とする気付きの「自分達」が、暗闇に居た5人か、最初の8人のどちらを指すかは不明。
- 更に言えば、「ピエロ」が特定個人だと気付いたのか、誰かは分からないが自分達の中に居ると気付いたのかも不明。
- 特定個人だと気付いたのだとすれば、「ピエロ」によって全員が捕まったと主張した1人の人物は怪しいと言えるかもしれない。他の人物は気付かず、この人物だけが気付く状況は想像が難しいからだ。
- 「熱いものが背中を伝った」は背中を血が流れていったと考えられるため、最も好奇心の高い僕や最も幼い僕と同様に首を切られた可能性がある。