音楽CD『蓬莱人形 ~ Dolls in Pseudo Paradise』に登場する人物。
概要
正直村の8人のうちの1人。
3人が姿を消した後、楽園(幻想郷)に恐怖を感じて帰り道を探して走り回るが、見つけることが出来なかった。想い人も消えてしまっているため、生きる事に絶望して自殺を決意する。
しかし、首に掛けたロープが脆かったためか自殺は失敗する。
この出来事により「生まれ変わった」と感じ、「生まれ変わった僕」として生き続ける事を決める。
その後、正直村が残り4人になった頃、夕食後に強烈な睡魔に襲われ、翌朝に目を覚ますと、
最も大人びた僕は珈琲に入れられた毒で、
最も警戒心の強い僕は木に打ち付けられて、
最も早起きな僕は首をはねられてそれぞれ死亡しているのを発見する。
この状況から、最も大人びた僕が他の2人を殺害して毒入り珈琲で自殺したのだと認識する。
また、自分の夕食に何かを盛られていたと察するが、思考が不明瞭な上に、仲間が一人残らずいなくなった事、周囲が噓つきばかりである事に絶望し、再度自殺を試み、今度こそ死亡した。
8人の中で姿を消したのは8人目。
考察
- 姿を消した想い人は最も好奇心の高い僕、最も美しいボク、最も幼い僕の誰かだと思われる。
- このうち、女性であるとする考察があり、また他二人は首を切られて死んでいるため、「姿を消した」という表現が使われている「最も美しいボク」が想い人であるとする考察がある。
- 想い人という表現が使われている事から、恋人関係ではなく片思いだと思われる。
- 最も早起きな僕は生き残りが自分含めて2人だと悟った際に、もう1人である生まれ変わった僕の事を「気違いになった」「殺しておくべきだった」とまで言っており、「生まれ変わった」以降は人格などに変調を来たしていたと考えられる。
- 「最も大人びた僕が他の2人を殺害して毒入り珈琲で自殺した」という認識は、他の人物視点のストーリーで見れば間違いである。