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経歴

1996年8月5日、神奈川県相模原市出身。

3歳の時から母親の勧めで体操を始め、才能を開花させていく。

中学生である2010年には第41回全国中学校体操競技大会の個人総合部門で優勝、同大会ではゆか平均台の種目別部門でも優勝した。また、同年には第64回全日本体操競技選手権大会の種目別の床運動で優勝する。

2013年、世界選手権の日本代表となり種目別のゆかで4位。

2016年、全日本選手権の個人総合で初優勝、またNHK杯で2位となりリオデジャネイロオリンピピックの日本代表の一人に選ばれる。

リオオリンピックでは、団体総合は日本の4位入賞に貢献するが個人総合では得意のゆかでミスをし14位、種目別のゆかでもミスをしてしまい7位となった。

2017年は全日本選手権で前年に引き続き2連覇、NHK杯でも個人総合初優勝となり世界選手権への切符を手にした。

世界選手権の個人総合では平均台で落下してしまったため4位だったが、種目別のゆかでは1位となり国際大会で初優勝。日本人が世界選手権で優勝するのは1954年以来63年ぶりであった。

2019年、勢いに乗っていたかと思われたが、翌年に控える東京オリンピックの選考会も兼ねる世界選手権の日本代表選考会を持病の腰痛の悪化のため棄権。腰痛は一時は歩けないほどひどかったがリハビリを重ねることで体操競技に復帰することができた。

2021年、図らずも2020年東京オリンピックが延期となったため、再度代表選考会も兼ねたNHK杯で優勝し東京オリンピックの日本代表に内定。

2021年東京オリンピックではSNSでの心無い誹謗中傷と闘いながら、主将として日本代表を率い団体では5位入賞、個人総合では奇しくもメダル獲得とはならなかったが56・032点を記録し日本史上最高順位となる5位で入賞した。

そして種目別のゆかでは14.166点を記録し、ROCアンジェリーナ・メルニコワと同率3位、1964年の東京オリンピックの団体銅メダル以来女子体操全体では57年ぶり、個人としては日本史上初となるオリンピックメダルを獲得した。

選手としての特徴

特にゆかと跳馬を得意とする。

中でもゆかは2021年のオリンピックでは銅メダルを取るなど世界トップレベルの実力であり、非常に難しいH難度の技、シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)を行うことのできる数少ない選手の一人である。

なお、村上はシリバスを12歳の頃からの得意技としている

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