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松ヶ宮童子

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まつがみやどうじ

松ヶ宮童子とは、中村勇志による漫画作品『六道の悪女たち』に登場するキャラクター。

六道くん… 「平和」なんてものはね どこにも存在しないんだよ

CV:山下大輝

概要

作中に登場する不良集団「鬼島連合」の総長。物語開始の2年前に一度潰された連合を僅か一年で立て直し、過去最大勢力にまで成長させている。

人物

ハイライトのない目に白いスーツとハットを被った青年で、自身曰く「特攻服は下品で好きじゃない」とのこと。幹部である布留川葵のチームを潰した六道には興味を示さず、何故か乱奈に異常なほどの執着を見せている。

本性

怖いんだ… 怖くて仕方ないんだよ…!!

不良集団のトップであるのにもかかわらず、自他共に認める極度の怖がり。しかし、相手の心理や本音を読む能力に長けており、周りからは「不気味」、「敵に回したくない」と言われている。

また、怖がりではあるが腕っ節は非常に強く、六道、大佐、課長、飯沼、幼田、バイクに乗った莇美、つばき、雷乃の8人をまとめて相手取り圧倒するほど。

過去

強い人が味方にいなきゃどうしてもダメなんだよ… 僕は昔… いじめられっ子だったからね

その怖がり屋な性格から、かつてはいじめられる毎日を送っており、当初の六道たちと同じようにトイレに隠れるのが習慣になっていた。

その日々の中で編み出したのが強い人物が求めているものを見極める力であり、その力で上級生などの力を利用していじめを回避するようになった。しかし、そんな関係がいつまでも続くわけでもなく、その度により強い人物へ鞍替えすることを繰り返しており、やがて鬼島連合の下っ端となる。怖がりのため喧嘩こそ出来なかったものの、優秀な人材を確保するなど連合の勢力拡大に貢献していたため、先代の総長からは可愛がられており、自身も大きな安心感を抱いていた。

しかし、連合がレディースチーム「竜宮」と抗争になった際、当時そこに所属していた乱奈ただ一人によって壊滅させられてしまう。

絶大な信頼を置いていた居場所を無くしたことで、しばらくは怯える日々を送っていたものの、やがて幹部をはじめとする強い人材を次々と抱き込み、連合を過去最大勢力にまで成長させる。そんな時、幹部の1人であった布留川のチームがが六道たちに潰され、その中に乱奈がいたことを知る。

その時、かつて連合を潰した最強の悪女・向日葵乱奈を味方に引き入れて初めて心から安心できることを理解し、彼女に異常なほどの執着を見せるようになった。

劇中の活躍

乱奈を追って幹部たちと共に亞森高校へ転入するが、当初はそれを隠して亞森の生徒に慕われるように振る舞っていた。しかし、裏では着々と工作を進めており、亞森の生徒たちには竜宮を極悪チームと吹聴して潰させるように仕向け、乱奈に対しては六道を餌に自身のもとへ引き入れる計画を実行する。

一時は乱奈を引き入れることに成功するが、それを阻止するために動く六道たちを幹部と共に迎え撃つ。しかし、彼らの結束の前に幹部たちは次々と突破されていく。それでも乱奈さえいれば問題ないとし、遂に重い腰を上げて自ら六道たちと戦う。戦闘自体は六道たちを単身で圧倒するも、なおも諦めずに向かってくる六道に恐怖を抱くようになり、最後は乱奈も六道の思いが通じたことで彼らのもとへ戻ってしまう。

乱奈までも失ってしまったことで絶望し、復帰した朱井、般東、天乃に対しても「役立たず」と激昂する醜態を晒す。しかし、彼らはそれでも付き従う姿勢を見せ、朱井に「自分も含めて鬼島にはあんたを尊敬する不良が大勢いる」と諭されたことでトップとしての自覚を取り戻し、乱奈を一旦諦めるとして去っていった。

六道とはいじめられっ子だった点が共通しているが、両者の違いはその苦しみを共に乗り越えてきた仲間の有無であり、その六道からは「元々は僕と同じようにただ平和に学園生活を過ごしたかっただけかもしれない」と評された。

関連タグ

六道の悪女たち

六道桃助

向日葵乱奈

サイコパス

ゴーハ・ユウオウ:中人が同じサイコパスキャラ繋がり。

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