CV:下野紘
概要
柊誠一とは、ライトノベル進化の実の主人公兼ツッコミ役である。
プロフィール
人物
とにかくポジティブで、何事にも前向きな人物。
主人公とツッコミ役を兼任している程の常識人なのだが、彼の存在自体が非常識である。
デブで不細工なのだが、この後変貌を遂げる。
経歴
物語開始より数年前に両親が死亡。
そのショックで暴飲暴食を繰り返し、不細工に加えてデブという属性が付加されてしまう。
そのせいで虐めに遭うが、どんな状況でもめげないという化け物級のメンタルで乗り越える。
そんな日常を送る中、唐突に異世界へと転移させられるが、クラスメイトの虐めにより彼だけどこかの森へと転移してしまった。
それが、彼最大の転機でもあったといえよう。
ネタバレ
転移先で状態《進化》を付与する《進化の実》を捕食し、Lv1ながらも驚異的な成長を遂げられる状況を作り上げた。
しかし本人に戦闘能力はなく、《進化の実》を効能を知らないまま食す毎日。
だがある日、一匹の《クレバーモンキー》と呼ばれるモンスターを体臭で倒してしまう。この時点で人間かどうか怪しいが、まだこんなものではない。
その後莫大な経験値と共に『進化しました』というシステムメッセージを聞くが、何事もなかったと思った為にスルー。
スキル《完全解体》の効果でモンスターのドロップアイテムやスキル、はてはステータスまでも自分の力にしてしまい、あまりのチートさに主人公自身が辟易してしまうほど。
しかし、主人公が遭遇するモンスターは軒並み運が最低値付近の者しかいなかった。
「相変わらず運低っ!」
その後幾度となく進化を繰り返す中、後のヒロインであるカイザーコングと呼ばれる魔物のサリアと出会う。
「俺を解放してくれええええええ!!」
しばらくの間はそのゴリラに世話をされる毎日であった誠一だが、ある日脱出を試みる事を決意。
しかし逃げた先に存在していたのは森の出口ではなく、森の正体、【果てなき悲愛の森】のボス的存在である【暗黒貴族ゼアノス】であった。
レベルは他を凌駕する1500。
《進化》していた事、ステータスが強化されていた事、その他スキルを得ていた事。
全ての事柄が一つもなければ彼は死んでいただろう。しかし彼は勝利した。
(この時点で大分おかしいですが、この時の柊誠一君は疲労等で意識が定まっておりません)
しかし彼女もまた《進化の実》を食していた事もあってか、土壇場で《進化》が発動。カイザーコングという魔物から獣人と呼ばれる存在へと変貌を遂げた。
その後彼もまた最後の進化を遂げ、全身の筋肉や骨がグチャグチャになりながらも人間という種族の次のステージへと上り詰めた。
その後、【暗黒貴族ゼアノス】の悲しき物語に心を打たれ、空気を台無しにする羊さんに怒りを覚えながら、柊誠一とサリアはダンジョンを出る。
今度こそ、彼の本当の異世界物語が幕を上げたのだ。
超「進化」を遂げた彼の身体能力(スキルも含む)
一言で言えば不条理である。
明らかな裏ダンジョンっぽい場所で進化を遂げたせいか、彼の敵になる存在はあまり外の世界には存在していなかった。
更に、進化の影響で手に入れたスキルなどもチートレベルのものばかり。
そしてチートが発動する度に彼のツッコミスキルが発動するのだ。
しかし彼の不条理は止まらず、創る魔法は《リ○カーン大統領》や《良くなれ》などのキワモノな名前ばかり。
果てはステータスにでさえ『レベルがお上がりになりました』と敬語を使われる始末。
彼は今日もまた、自分に襲い掛かるネタとボケを相手にツッコミを入れ続ける。
魔法創造一覧 ネタバレ注意
- 『反転魔法:良くなれ』……対象にかけられた『呪(のろ)い』を、『呪(まじな)い』に反転させる魔法。
- 『解放魔法:リ○カーン大統領』……ありとあらゆる拘束やしがらみから解放する魔法。
- 『誠一魔法:ジャッジメント』……使用者の認識する、害悪全てに裁きの光を降り下ろす魔法。ぶっちゃけていうならサイバスターの敵味方識別機能をもつMAP兵器『サイフラッシュ』みたいなモノ。ただし誠一が害悪と認識してるモノの中には味方であるはずの冒険者ギルドのメンバーも含まれるが、彼らは「超」が付くレベルの変態であり「超」が付くレベルのタフさもあるため彼らの被害を気にする必要は全く無い。
- 『誠一魔法:フィギュア』……フィギュアを創造することが出来る魔法。
- 『天体召喚魔法:コケコッコー』……太陽の役割を果たす天体を召喚する魔法。たとえ夜しかない星であっても、この魔法を使えばどんな距離も関係なく太陽と同じ役割を果たす星が一瞬で駆けつける。ちなみに、眠っている人間の眠気を吹き飛ばすことも可能。
彼の功績(非常識) ネタバレ注意
- 体臭だけでレベル三桁の魔物を討伐する。
- なぜか異様にゴリラに好かれるフェロモンを出す体質。
- 人生が終了していてもおかしくないレベルの呪いが起こす事象を悉く叩き潰す。
- ゴリラ状態の恋人に対して可愛いという感想を抱ける猛者。
- ステータスに敬語を使われる。「レベルがお上がりになりました」や「恐れ多くて表示できません」等。
- ステータスの魅力欄が低く、敬語を使われるようになった後も「お察しください」と言われてしまう。
- 剣の一振りで本来破壊不可能な存在を破壊する。
- 斬撃が宇宙の果てまで飛ぶ。
- 世界が彼に気をきかせる。
- 魔王軍の実力者たちを一度に相手取り、手加減する余裕がある。
- 命を吹き込まれた木に頼まれてある国と交戦状態にある兵士達を魔法が使えない状態で排除しようと試みた結果、森を丸ごと海へ投げ捨てた。
- 神含めた万物を殺せる敵の能力が効かない挙げ句に反転化して無害の能力に変質させる。
- 誠一を複製したが自我を持たれて反逆されその他の複製した人物達が元の主人をフルボッコする。
- 過去に遡って殺そうとした敵は全時空、全世界、全宇宙から追放され二度と戻って来れなくなった。
- 全知全能が奴隷と化し、全知全能の魔神に理解不能と言わしめる。
- 誠一から修行と言う名目で逃げ出した後に様々な世界を渡り過酷な修行を経てどんな存在にもステータスを与えられるようになったステータスの力を以てしても尚数値化不可能処か、この世の言葉じゃ表現不可能曰くステータスの枠から外れた存在とのことで誠一のステータスにはなれないと諦められる。
関連タグ
天上優夜:「進化の実」原作者・美紅氏の別作品であるいせれべの主人公。誠一同様に(イケメン化するまで)周囲の人間に虐待レベルで虐められる、大切な家族が死去(誠一は両親二人とも、優夜の場合は祖父のみ)、貧弱不細工状態→パワーアップによるイケメン化(誠一は「進化の実」の力、優夜はレベルアップによるもの)という状況が完全に重なっており、まさに誠一をベースに生み出されたとしか思えないキャラクター。
………ただし「いせれべ」は(異世界チート無双とラブコメ要素こそありこそすれ)「進化の実」と違ってギャグに走った作品ではないので、誠一と違って優夜が完全ギャグキャラ化する事はない、と思いたい。