柴田一
しばたはじめ
アニメ版では、第1期第8話から登場。
かつては第一公民社の政治経済誌「ジャパン・ナウ」の敏腕記者だったが、現在はフリーランスの事件記者。
しかし、その裏では取材したスキャンダル記事を当事者へと売り付ける強請行為で金銭を稼ぐなど、ダーティーな仕事にも手を染めている。
反面、娘のつぐみには頭が上がらず、いつも言い負かされるという一面も持つ。
ある時、「地獄少女」の存在を知ったことから、彼女の実態を追い求めるようになる。
とある過去から、「復讐はいけない」と、地獄少女への依頼人にその復讐を止めさせようと奔走するが、第21話を除くと、概ねあと一歩の所で失敗に終わるのが常であり、三藁からは邪魔者扱いされている。
アニメ第1期では、自分の祖先である仙太郎とあいとの因縁やあいの大罪を知り、あいに親子もろとも地獄へ流されそうになるが、辛くも助かる。
以後は、依頼人への干渉などを一切行わなくなり、物語の舞台から退く。
『二籠』の終盤(第二十四話)で、第一期の後に、「真実の地獄少女」と題する本を自費出版していたことが明らかとなるが、消息は不明。
この本は以降、数々の人間と深く関わることになる。
『三鼎』に於いても、消息は未だ明かされなかったが、少なくとも地獄流しされてはいないようで、骨女達が安否を気にしていた。
直接の登場は無かったものの、つぐみの部屋にある小学生時代のつぐみと写った写真で姿のみ登場した。
また、第一期以降依頼者への干渉を辞めた理由は、あい自身にも止めることが出来ず、自分一人が止めようとしたところで、人の怨みの連鎖を止められない事を悟った事に起因するとつぐみによって明らかにされた。
『宵伽』には、登場しない。
なお、あいを追い求める際に使用していた車の車種のモデルは、アニメ版では形状からアウトビアンキ・A112アバルト(中期型以降)と思われる。
実は、仙太郎の血縁者であり、あいとは遠い血縁関係に当たる。
漫画版では登場しないが(おそらく漫画版ではアニメの1期と2期である二籠の区別がないためと思われる)、『新・地獄少女』では高杉が、「真実の地獄少女」を持っており、その著者として柴田一の名前がある(2019年に公開された実写映画版にも本人は登場しないが、この本が登場している)。
実写版では死後地獄行き確定になってしまう。