柴田つぐみ
しばたつぐみ
CV:水樹奈々
アニメ第一期のキーパーソン。
フリー記者・柴田一の娘で、小学校低学年の少女(ちなみにドラマ版では入江紗綾が演じていたため、彼女に合わせる形で、小学6年生に変更されている)。
ませた感じの女の子で、大人びた態度を取り、父のことを「はじめちゃん」と呼ぶなど、言葉遣いも生意気。不在がちな父に代わって家事一般を担っているしっかり者だが、その実、年相応に寂しがり屋でもある。
作中での動向
初登場した第8話で地獄少女こと閻魔あいと邂逅したのをきっかけに、あいの精神とリンクするようになる。
これにより、あいが見ている光景が見えたり、あいが発した言葉をつぐみ自身も発したりするようになった。
これを知った一が過去のトラウマもあり、復讐を思いとどまらせるよう奔走するようになるのだが、つぐみとしてはあいを「正義の味方」と思い、一と意見が対立することがあった。
しかし、第23話で起きた全く恨まれる覚えのない看護師・桜木加奈子が縁もゆかりもない男によって地獄に流される(しかも男は直後に自殺したため恨みの理由が未判明)という事件が起き、地獄少女の存在を含め何が正しいのか分からなくなってしまう。
さらに自分の祖先である仙太郎と従妹で幼馴染みのあいとの因縁、それが元であいが地獄少女となったことも知らされてしまう。
こうした因縁や母のあゆみが事故死したという過去の出来事もあり、あいに唆される形で、一を地獄へと流そうとする。
しかしつぐみは、母の死の真実や一の本心を知ることで思い踏みとどまり、一とは和解することになる。
以後のアニメシリーズでも姿を見せている。
『二籠』第24話では中学生になっており、地獄流しが多発するラブリーヒルズを訪れ、地獄少女の真実に気づいた刑事の飯合誠一に一の意思を伝えていた。
『三鼎』では母に似た姿に成長し、市立賽河原第四中学校の学校医として、セミレギュラーで登場するようになった。
生徒である御景ゆずきたちに優しく声をかけるが、以前とは異なり、地獄通信の必要性を理解する、必要悪であると認識している。
溝呂木博士の一件で、あい達と再会もした。
終盤ではゆずきに対し、自らの過去や地獄通信の必要性、そしてゆずきに起こった真実を説くが、ゆずきの決断を受けて、失意のまま賽河原市を去って行った。
『宵伽』では、第4話でゲスト出演。
老人ホーム「うつくしの館」でヘルパーとして働いていたが、そこで起きている事件を追う中で、寒河江ミチルと出会い、そして最後であいと一瞬邂逅することになる。
なお、成長しても、あいの見た光景を見る能力は残っているようである。
ちなみに漫画版では、一共々本編には登場せず、単行本収録の4コマ漫画でのみ登場している。