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いつか誰かが…

いつかだれかが

「いつか誰かが…」とは、『地獄少女』シリーズ第4期『宵伽』の第3話。
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大変な家に生まれちまったな

皆地獄に堕ちればいい…
でも、僕は生きる!この世が地獄なら、いっそ生きて生き続けて…!

お前も病んでるなぁ…

…次回、「いつか誰かが…」…

あらすじ

性格に問題がある祖母・両親・姉を持つ末の兄・長田亜希良と妹の亜里奈
その問題の多い家族と凄惨な家庭環境は、三藁が「地獄よりも地獄」「妖怪よりも妖怪みたい」と称するほどの凄まじさだった。
ある夜、亜希良は母が片手に青い藁人形を握る姿を目撃し、その翌日から祖母が姿を消してしまう。
しかし、情緒不安定かつ暴力的な従兄の義則が家に居候することになってしまい、妹に悲劇が…。

今話における登場人物

中学生。妹の亜里奈共々、性格に問題のある家族に頭を悩まされているが、母が祖母を地獄に流す姿を偶然目撃し、地獄通信の存在を確信する。そこで妹と共に三上・平田・秋山といった、両親と姉に恨みを持つような人々を集めて地獄流し計画を発案するが、三上に「自分が地獄に落ちるのが怖いのでは?」と指摘され、計画は破綻してしまう。
計画破綻後、従兄の義則が強引に居候をし始めたことから地獄通信に一度アクセスし、現れた閻魔あいに誰を地獄へ流せばいいか等と問うが、「それはあなたが決める事よ」と返答され、名前を書き込むことができなかった。
しかし、自分が地獄流しを決断できなかったばかりか妹を助けることができなかった強い無念に苛まれたことで遂に覚悟を決め、地獄通信に義則の名前を書き込み、黒い藁人形を手にする。

小学生。兄共々、性格に問題のある家族に頭を悩まされており、特に従兄の義則のことを毛嫌いしている。しかしその従兄が突然居候することとなり、襲われた結果、心身共に破綻してしまう(ただし、逃げ込んだトイレの鍵が壊された形跡も、服も脱がされたような形跡もなかったため、義則による暴行が原因かは不明)今話最大の被害者

祖母。息子・健介の嫁である司織とは嫁姑問題でかなり仲が悪い。
夕食中に司織と大喧嘩し、亜須加からビンタを喰らった後、地獄通信にアクセスした司織によって地獄へ流されてしまう。姿を消したその後、家出した従兄の義則が亜須加の誘いで長田家へ強引に居候をし始めた際に祖母の部屋を使うようになった。

母。祖母とは怒鳴り合い、物を投げ合う大喧嘩を繰り返すほど仲が悪く、自分のことを心配してきた亜里奈にも容赦なくビンタをした。しかも男遊びのことしか頭になく、度々ホストクラブへ遊び歩いている。
家出した義則が強引に住み着いてきた時は夫と共に説得に出ようとするが、義則から暴行を受け、夫が逃げるように家出したその後に自身も知人の元へ家出した。

父。仕事のことしか頭になく、実の母と嫁が喧嘩しようが無関心な上、別の女性と浮気してラブホに入り浸っている。
ただ、常識的な部分はまだ残っているのか、家出した義則が強引に住み着いてきた時は「家族が心配してる」などと説得に出たが、義則から暴行を受け、逃げるように兄夫婦(義則の両親)の元へ家出する。

姉。高校生で、同世代である従兄の義則とは仲が良く、彼や仲間と一緒になって同級生の三上に暴力的ないじめを行っている。
三上へのいじめに加え、母と祖母が食事中に大喧嘩をした際は祖母にビンタをかますほどの暴力的な性格だが、彼女自身も義則の情緒不安定ぶりは手に負えないらしく、家出した彼を自宅へ招き入れてからは友達の家へ遊び歩くようになった。

健介の兄の息子にあたる従兄。同世代の亜須加とは仲が良く、仲間を率いて同級生の三上をいじめている。
暴力的かつ情緒不安定(亜須加曰く「繊細」)な性格で、かなりの被害妄想癖の持ち主でもあり、些細なことでもすぐにキレて泣き出し暴力に出るという、ある意味別タイプメンヘラ
両親と喧嘩をして家出し、亜須加の誘いもあって長田家へ強引に居候し始め、説得に出た健介や司織に暴力を振るい、亜須加の外出中には小学生である亜里奈にも平気で危害を加える今話もといシリーズ屈指のクズ

亜須加と義則の同級生。日常的に亜須加と義則のグループから縄跳びの紐で拘束され、ひどい罵倒と暴力を浴びせられるという、凄惨ないじめに遭っている。
亜希良から地獄流し計画で姉の地獄流しを持ちかけられた際、自身の一言が亜希良に迷いを生ませてしまうが、その後地獄通信にアクセスして亜須加の名前を書き込み、赤い藁人形を手にする。

平田は司織の浮気相手である夫を持つ女性。
秋山は健介の浮気相手である女性・佐々木恵(CV:中恵光城)を「心の恋人」と呼んで好意を寄せる眼鏡をかけた男性で、長田家にあるという3億円の資産に目が眩み、三人の中では地獄流し計画に賛同した唯一の人物(しかし、実際に彼が地獄流しをしたかどうかは不明)。

結末

「やっと決心がつきました。あなたの言った通り地獄に落ちるのが怖くて…」

義則が強引に居候し始めてから数日後、両親がそれぞれ逃げるように家を出てしまい、義則を招き入れた張本人である姉も友達と出かけて不在中、妹の身に起きた悲劇をきっかけにとうとう覚悟を決めた亜希良は、地獄通信に義則の名前を書き込み、黒い藁人形を手にする。
地獄流し計画を持ちかけられた後に地獄通信に亜須加の名前を書き込み、赤い藁人形を手にした三上と共に藁人形の糸を引き、亜須加・義則を地獄へと流した。

「君が姉さんを流そうとしたあの時、もうこれは貰ってたんだ。でも踏ん切りがつかなくて…君と同じだよ。」
「僕も考えた、そしてこう結論したんだ。あいつらをこのまま生かしておけば、誰かが犠牲になる。その人達の為に自分が犠牲になろうって」
「それに地獄に落ちることが分かってる人生なら、この先どんな奴に出会っても怖くないと思わないかい?」

「やろう、僕達が生きるために。」
「はい…」

地獄へ流された亜須加と義則は縄跳びの紐で全身を強く締め付けられ、閻魔あいが「いっぺん、死んでみる?」と唱えると…、
二人の顔は風船のごとく膨らみ、一気に破裂した…。

姉と従兄を地獄に流したその後、家を出た両親は結局帰ってくることはなく、妹は虚ろな目で精神が破綻したままであった。
そして亜希良は妹のような被害者を出さないためにもと、凶器を手に三上と共にいじめグループの一人を拉致し、一人一人直接地獄流しをする殺人鬼へ変わり果ててしまう…。

「亜里奈、お前のような子を一人でも助けるために僕はやるよ!」

そして蝋燭には、「長田亜希良」の文字が………

地獄少女シリーズ史上、誰も救われないトラウマ回となった…。

余談

  • 今話と同じく「家庭崩壊」をテーマとしたエピソードで、シリーズ第2期『二籠』の第7話「絆」がある。こちらでは「兄の死により母親及び家族が次第に狂っていく」という過程を描いており、生々しい内容となっている。


  • 大切な人を守ることが出来なかった少年が犯罪者の道を踏み出す」という結末はシリーズ第2期『二籠』の第6話「陽のあたる場所」を彷彿とさせる(しかし地獄通信にアクセスしたものの、あいに拒否され藁人形を貰えなかった)。

  • 妹を助けることができなかった無念から地獄通信にアクセスし、妹を襲った相手を地獄へ流す」という点は『宵伽』最終回となる第6話「あやおり」と共通している。
    • 藍原唯の恋人・吉岡哲哉の妹は唯の父を暴行した犯人である社長の仲間に襲われ、脅迫された挙げ句に自殺をしてしまう(哲哉が「犯人の仲間は唯の父の事件後に事故で亡くなった」と誤魔化していたため、時系列的に哲哉の妹が襲われたのは恐らく唯の父の事件後と思われる)。哲哉は両親や自身宛に遺した妹の遺書で事実を知り、唯の父や妹を襲った犯人を地獄へ流したその後、唯の父を襲った犯人(真犯人が大金で雇った替え玉)の裁判の傍聴席にいたのだった。

関連タグ

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