概要
CV:諏訪部順一
ときメモGS3における王子ポジションのキャラクターであり、もう一人の王子枠である桜井琉夏の同年齢の『兄』。ただし、双子ではない。一人称は「俺」。
GS1や2の王子は、彼らの個別EDを迎えない限り、幼い頃に一度あるいは数回会っていた相手であることを明かされないままとなるが、GS3に於いては、桜井兄弟が、かつては主人公(バンビ)と幼馴染の関係にあったことが、ゲーム開始(入学式)の時点で、既に明らかにされている。
幼い頃は、典型的なガキ大将気質でありながら、その実、面倒見がよく、主人公と弟の琉夏の良き兄貴分として振る舞っていた。
現在では、リーゼントに短眉という、金髪の弟に輪をかけた強面で、はばたき市では『ピアスの桜井兄弟』として、兄弟揃って悪い意味で有名らしい。
不良ではあるが、親しみやすく、砕けた性格の琉夏と異なり、琥一は見た目の通り、硬派で尖った態度を崩そうとせず、周囲から恐れられている。しかし、別段粗暴というわけではなく、相手から仕掛けられれば、仕方なく応じている程度。
琉夏曰く、彼を頭ごなしに叱れるのは主人公のみで、琥一自身も、主人公に咎められるとほとほと弱く、「ウルセー」と悪態をつきつつも、ついつい従ってしまいがちである。
普段は寡黙で、琉夏以外の人間を寄せ付けないところがあるが、再び目の前に現われた主人公には、無意識のうちに心を許しているようだ。
琉夏と同じく、主人公に対してはシステム的な好感度はともかくとして、最初から(琉夏ほどではないとしても)比較的友好的な態度を見せている。
ときめくとそれに拍車がかかり、兄弟揃って鉄壁のSPっぷりを発揮する。
特に琥一は、『兄』として、主人公に対して、過保護ぶりを見せつける。
認めたがらないが、実はかなりのロマンチスト(ただし、指摘すると怒る)。
ヴィンテージものを好むなど、趣味や服装、音楽などにうるさい(本人いわくポリシー)。特に髪型には、相当なこだわりがあるらしく、いじると怒られることも。
好物は肉(特に牛肉のレア)。琉夏曰く、アメリカ被れなのでおにぎりよりサンドイッチ派。料理もそれなりに出来る方で、ドラマCD等で主人公に教える描写がある。
そうと気付かせないよう、振る舞ってはいるが、注射針や昆虫が大の苦手であるなど、子供っぽく可愛い部分も持ち合わせている。
作中では、父親の経営する不動産が所有している
廃ダイナー(食堂)『West Beach』で弟と二人暮らしをしている。
親から仕送りはもらっていない(或いは最低限の生活費のみ?)らしく、二人のバイト代や校内でののみ行為、もしくは部活の助っ人の報酬、もしくはわらしべ長者などで細々と食い繋いでいる。
買い食い等の、琉夏の細かな無駄遣いを咎める傍ら、
自らもヴィンテージ物を見かけると、ついつい後先を考えず生活費を突っ込んでしまい、弟と二人、商店街の片隅で途方に暮れていることも。
……が、主人公に借りるのはポリシーに反するらしい。
生活のため、きつめのシフトを入れていることもあって、体育などのいわゆる『かったるい』授業をさぼりがちだが、その実、努力家であるため、赤点を取ることはなく、成績はさほど悪くない。
むしろ足りないのは出席日数であり、家庭環境を考慮し、色々と便宜を図ってくれている大迫力には、全く頭が上がらないようだ。
弟である琉夏に対しては、とある理由から負い目を感じている節があり、生来の気質も手伝って、家事をはじめとして、家計のやりくりなど、それら面倒事を一手に引き受けているようだが、肝心の琉夏は、いつまでも子供扱いされていることに、自分は信頼されていないと感じており、不満に思っている部分も見受けられる。
主人公に対して、はっきりとした好意を抱くようになっても、どうしても幼い頃から同じ想いを抱いていた琉夏に対して遠慮があり、特に三角関係時には、それが顕著なものとなる。