Everybody finds love
In the end
「桜流し」
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のために書き下ろされた主題歌。
「桜流し」とは「散った桜が水に流れる図の模様」のこと。
宇多田ヒカルが「人間活動」を公言し音楽活動を休止して以降、初のシングルとなった。
『Q』公開同日となる11月17日0時より配信が開始され、わずか2時間50分でiTunesトップソングチャートの1位を獲得。その他レコチョクをはじめ全22サイトにて1位を獲得した。
公開と同時にO.Aスタートした有線放送でもリクエストが殺到し、12月5日集計のUSENチャートにおいて四冠を達成している。
さらに、YouTubeで期間限定フル公開したミュージックビデオは、公開2日間で200万回再生され、自己最短の記録達成となった。
宇多田自身は『Q』の台本を受け取ったものの、「ネタバレが嫌だから」とイメージに沿っているかどうかの確認程度しか目を通さず、内容を殆ど知らないまま詞を書いたという。
庵野秀明からも「映画の展開は気にせず、宇多田の現在の心情を描いて欲しい」とのオーダーであり、当時「東日本大震災の犠牲者を追悼する気持ちで書いた」と後年のTV出演時に明かしている。死者を悼む曲という点で『Q』の内容にも合致しており、pixivでは特に 「全ての終わりに愛があるなら」 などのフレーズを添えて渚カヲルを描いた作品が多数投稿されている。
2016年9月19日には、24時間限定で株式会社カラー制作による「ヱヴァQバージョン」(実際の劇中の映像を使用したMV)が公開。
宇多田も同日放送のミュージックステーションにてこの曲を初披露することになった。
宇多田ヒカル - 「桜流し」(ヱヴァQバージョン)