樹川さとみによるファンタジー小説。集英社コバルト文庫から刊行、全21巻。イラストはむっちりむうにい。
ストーリー
魔術師組合公認魔術師エイザードの「見習い魔術師大募集」という呼びかけに答えた、サラ、ダナティア、ファリス、マリア。4人の少女は虹の谷の「楽園」で修業をしながら共同生活を営み、魔術師として成長していく。
登場人物
エイザード
辺境国家の片隅にある魔術師の塔『楽園』の主。昼行燈やらぬらりひょんやら言われている。階位こそ中級だが、魔術師としての技量は高い。
ただし普段は釣りばかりしており、指導方法も限りなく放任に近い。
サラ=バーリン
イラストの黒髪の女性。
北の学院「白」で主席の座を維持し続けていた才媛。神殿司法官(弁護士や検事としての権限を持つらしい)の資格を持つ数少ない女性。頭を打ったり酔ったりすると人格が豹変する。
得意分野は水系の魔法。
ファリス・トリエ
赤毛の魔術師。
草原で暮らす部族・ゴーラ族出身。剣士である父から男同様に育てられていた。温厚でお人よしな「天然ジゴロ」(ダナティア談)
ファリスと言う名も男性名らしい。なお、瓜二つの弟がいる。
得意分野は炎系と剣術。
ダナティア・アリール・アンクルージュ
金髪の美女。
大陸随一の版図を誇る帝国皇帝の孫。幼少期から領地運営を任されていたことほどの才覚の持主で、兄たちに命を狙われている。あと巨乳
フルネームはとんでもなく長いらしく、「ノンブレスですら三十秒はかかる」「署名だけで紙半分埋まる」といった描写がなされている。
得意分野は風系と毒舌。
マリア・ド・パルマーシュ
貧乏貴族の娘。見るからにロリな娘だがこう見えて人妻。
実家は使用人もろくに雇えなかったらしく、家事全般が得意。節約術にも長けている。
得意分野は魔道生物作り。代表作は「伝言でんでん」。
ナハトール
エイザードの友人でもある自由剣士。楽園の料理番を務めるマッチョ兄貴。
彼が子供のころから現在に至るまで、エイザードの外見年齢は変わっていない。
ごくちゃん
エイザードの使い魔。名前の由来は「ごくつぶし」
主人たるエイザードとおやつを取り合うほどのごくつぶし。
バネやゼンマイは絨毯、机すら喰ってしまえるほどのごくつぶし。
アシャ・ネヴィ
楽園がある小国「ヨンヴィル国」の騎士。国王からの命令を受けてエイザードたちに対して立ち退き要求をしている。非常に暑苦しい。
全身鎧を手助けなしで着ることができるなど、無駄に器用。