概要
榎木洋子によるライトノベル。集英社コバルト文庫より刊行。本編全13巻と外伝全2巻で構成されている。
あらすじ
19歳のタギは、フウキ国の魔法使いの頂点である『七賢人』のひとり。
ある日、国を守護する守龍である風龍が行方不明になり、その行方を追ったタギは、風龍との友情を得る。
やがて生まれてきた風龍の子供の名付け親になる栄誉を与えられたタギは、風龍の娘にシェイラギーニと名づけた。
主な登場人物
主人公。初登場時19歳。口は悪いが天才的な腕を持つ魔法使い。異例の若さで国の魔法使いの頂点『七賢人』の任に就く。養い親のダーレスはかつて七賢人の長を務めていた。守龍の娘の名付け親となる。
フウキ国の守龍たる風龍の長子。人型をとると、金髪にすみれ色の瞳を持つ8歳ほどの美少女になる。名付け親であるタギを気に入っており、何かとついてまわる。
初登場時17歳。タギの親友で、同じく異例の若さで七賢人を務めている。温厚な美青年。
シェイラギーニの父。フウキ国を守護する守龍。種族は風龍。人型をとると、金髪にすみれ色の瞳を持つ美丈夫になる。
用語
龍
高い知能と魔力を持つ生物。人型をとると例外なく美しい姿をしている。非常に長寿。
風龍、火龍、水龍、地龍の4種族が存在し、それぞれ属する能力が異なる。
他族の龍との間に子供が出来た場合、その子供は星竜と呼ばれる。星竜は通常の龍と比べて体が弱く、寿命も短く、生殖能力を持たない一代限りの種族である。
守龍
特定の国を守護する龍。その国の王族に親愛を誓い、親愛を誓った相手の血が絶えるまで国を守護する。
守龍を持つ国は、気候が荒れにくく豊かな土地となるため繁栄する。また、守龍のいる国では魔法を制御しやすくなり、威力も増す。
守龍を持つ国の王族の名は龍の言葉を用いてつけられる。