曖昧さ回避
1. えんどコイチ原作の漫画作品。および作品のメインキャラクターのこと。
2. ゲーム実況者の愛称。しにがみを参照。
ここでは1について記載する。
概要
1話完結形式で1983年から1990年にかけてフレッシュジャンプと月刊少年ジャンプで連載された。
人が寿命を迎えるなどして死を迎える際にやってくるという設定になることが多い死神。そんな設定の死神像に則って、死をテーマにすることで生の重要性を説く内容である。
ついでにとんちんかんのイメージが強すぎる作者だが、作者自身得意なのはこっちのような路線だと思っている。世間でも名作と評されており、連載終了後もたびたび話題になることがある。特に作者による読者へのアンケートで上位に挙がった「心美人」「歌あるかぎり」「おばあちゃんの空き地」などが語られることが多い。
逆についでにとんちんかんのギャグセンスに期待してこの作品を覗けば、ギャグ的要素はおふざけ程度で殆どシリアスな内容なので、そのギャップに面食らってしまうことになる。
カメオ出演として各回の殆どに間抜作、極稀に天地無用がモブに紛れこんでいる。
テレビドラマ版
2014年4月から6月にかけて、嵐の大野智主演でテレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠にてドラマ化され、放送された。
なお、死神くんとの初対面でのセリフ、カア助を女性化した事で桐谷美玲が演じてたり、主任がセクハラ癖があるなど原作と設定が異なる箇所もある。
登場人物
- 死神くん
この漫画の主人公で、少年のような姿をしている。名前はなく、識別番号としてNo.413号が与えられている。
死が近づく人間、または動物の前に現れ、名刺を差し出しながら「迎えに来たぜ」と死を宣告するが、それだけではなく、死者やその予定に無い人物に関わりを持つ人間の前にも現れ、死から遠ざけるなどの何らかの忠告を与えたりもする。
人間に対して温情を持ちやすく時折規則違反をするので、主任からよく怒鳴られる。だが、この人間に対して肩入れする行動が死にゆく人間だけではなく、最終回にて自身の存在にも大きく影響を与えた。
実体を持たないので、宇宙空間にも現れたりもする。
- カア助
死神らの怠慢な勤務態度に業を煮やし、監視役として付けたカラスの内、死神くんの担当となったカラス。ハンターに撃たれたところ人間に救われるも、救ってくれた人間を死から守ろうと奔走するも処罰を受け仲間外れにされた上に感情を無くす教育を受けた為、人間に対して冷酷な態度を持ち、非常に口の悪い性格となっている。
出会った当初は不愛想な上にミックやジョンといった洒落た名前を要求していたが、人間を思いやる心を失っていなかった事から死神くんが名付けたカア助を受け入れ、パートナーとして認めるようになる。
死神らとは違い、実体を持っている。
- 主任
死神くん達の上司で死亡予定者の人間に死神を派遣する役目を持っている。人間がイメージする死神の姿に近く、存在感が強い。
勝手な行動ばかりする死神達に悩み、中間管理職として常に頭を抱えている。
- 悪魔くん
死神くんとは仕事上において敵対する悪魔で、欲望を持つ人間の前に現れ、魂を要求する代わりに3つの願い事を叶える力を持っている。妨害してくる死神くんを軽く捻る程強いが、死神くん同様、人間に対し甘い部分を見せ、その成り行きで魂をもらえない事がままあったりする。
関連タグ
デスノート - 「いじめの構図の巻」でこのノートを思わせる内容が描かれている。