泉俊彦
いずみとしひこ
CV:-
じつは一章&二章の怪異、トイレのハナコを生み出した元凶。
外見とは反対にプライドが高く陰険な彼は堀越ナオミの親友であった赤井華子が学校の校歌斉唱の際のピアノ伴奏者の座を獲得したことに嫉妬し取り巻きの高井響子を巻き込んで華子に嫌がらせをし始める。
その行為はどんどんエスカレートしあろうことか華子にトイレの花子さんの格好をさせてゴムホースによる首吊り未遂を「ごっこ遊び」と称して強要させる常軌を逸した行為まで発展。
無論ナオミのほうはそれに猛然と抗議していたのだが、ある日華子の日記から(百合っ気のある)ナオミの告白を知った泉は、「そのことをバラされたくなければ華子から手を引け」とナオミを脅迫したのである。
華子を助けたい一方で、自分の想いが周囲に露呈することを恐れていたナオミは、咄嗟にその場で「自分と華子は何の関係も無い」と言ってしまった。
…数日後、いつも通り首吊りごっこをさせられていた華子。それを見ていた泉は、一緒にいた取り巻き(リボンと指名されていた者)との会話中にナオミの発言をそのまま口にする。
満足した二人がその場を後にした直後、自らの意志かはたまたショックの余りか、華子は「ナオミに裏切られた絶望」と共に足を踏み外し、本当に首を吊って死亡した。
こうして恨みを抱いて死亡した華子は目をつけてシビトにより怪異にされる。そしてまず手始めに響子が殺害されたとにより(なお、彼女も4章に怪異として登場)俊彦は次は自分だと気が付くも、自己中心的で思慮に欠ける彼に相手を宥め浄化させることなどできるはずもなく、学園の旧棟音楽室で水のカッターで手を切断された挙句女子トイレに追い込まれ全身や首をホースでぐるぐる巻きにされた挙句両目をホースで潰され遺体を異界にに引きずり込まれるという凄惨だが自業自得な末路を遂げた。
なお、プロフィールとは裏腹に物語の開始時点ですでに追い込まれていたためゲーム上の立ち絵はいかにもすぐ死にそうなチャラ男という雰囲気であった。
なお、のちに判明するが彼もまた血筋的にシビトの花婿候補であったらしい。
シビトが花婿に求める「怪異との対峙」と「怪異の救済」は傲慢な彼には些か荷が重すぎたと思うが…(のちにより理想的な候補が学園を訪れたのはゲーム本編の描写でよくわかる。)