概要
近衛原学園で噂されている怪異。その姿は人間の女性の顔、手、足がマトリョーシカのように歪に重ね合っているようなおぞましい姿をしており、顔は黒い虫が這い、右手には鎌を持っている。
ターゲットにした近衛原学園の生徒宛てに手紙を送りつけ、対象の特徴に合わした名前で指し死を予告する。
近衛校長に頼まれたシビト調査で学園内を動き回っていた主人公の前に現れ彼を「婿様」と呼び、狙うようになる。また「美しい花嫁」になりたいと願っているようで……。
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ネタバレ
大方の予想通り本作の黒幕にしてラスボス。
生前の名前は姉が繭村美妃子、妹が繭村美千代。
元々は結婚生活にあこがれる普通の双子姉妹だったのだが、彼女たちのM村が飢饉に見舞われた際当時村で祀っていた虫噛(むしがみさま)と黴噛(かびがみさま)という二柱の神に救ってもらうため、花嫁という名の生贄に捧げられてしまう。
当然二人はそのことを知らされておらず、だまされた形で命を奪われた二人は怪異となりはて村を全滅に追い込む。
その後も生前の自分たちが手にすることのできなかった”花婿”を求めて徘徊していたが、近衛原学院初代校長の手で繭村姉妹の慰霊のために用意された等身大の人形で時計塔に封印されていた。
が、そうとは知らない現代の学園の生徒会役員である堂領姫子と絹川みちほが時計台の修理を見積もるため中に訪れた際に二人と入れ替わり現代に復活。二人の魂を自分たちが封じられていた人形に閉じ込め入れ替わった姉妹は待ち焦がれている”理想の花嫁”を求めて他の怪異を焚きつけて花嫁候補に”試練”を課していくのだった。