概要
「北の災い」という、かつて『西遊記』に記されていた「混世魔王」そのもの。
国の乱れで不安が増長した際に現れる放蕩の悪神であり、
フード付きのローブを着込んでおり、「混」の文字が縫い付けられている。“子供にしか見えず”性質を持ち、“自身が見える子供に対して強く働く体感時間を制止させる”恩恵を保有し、結びが解かれた巻物から文字が顕現して能力を発動する。
「ゲームに参加できるのは一人限り、“契約書類”も参加している本人のみ読むことができる」高難易度の“主催者権限”を持ち、参加者の体を乗っ取ることが可能。
ゲームの攻略には「乱れた国・コミュニティが一丸となって混世を正す」か「参加者が成長し混世を束ねる王威を手にする」ことが求められる。
実は、斉天大聖に殺され、彼女の使命を呼び覚まし、星霊として覚醒させる為だけに星の地殻で手抜きの突貫工事で作られた存在。
即ち劣等な半星霊であり、斉天大聖の実の弟にあたる。
彼女の温情によって生かされたものの、そのせいで星霊に覚醒出来なかった斉天大聖は地獄を見ることになり、魔王としての使命を放棄した混世魔王自身も生きる目標を失う結果となる。
そのため自分の運命を定めた世界に対する復讐と、斉天大聖との決着を望んでおり、第一部最後では七天大聖のように魔王達が同じ旗の下集う「本当の」魔王連盟を作るために行動しており、第二次太陽主権戦争で己の存在意義を問おうとしている。