概要
混沌とは遥かなる古、突如として誕生した力の意志。
「魔神族ですら畏れる闇」と「女神族ですら崇める光」を持つ、不純にして純粋なる存在。
白く輝く巨大な生物で、女神族にも魔神族にも属さず、「世界の均衡が崩れし時 片方を間引き均衡をとり 逆に均衡が保たれる時 それを崩す」とされる。
その力は強大であり、意志一つで世界とさまざまな種族を生み出したとされる。
それ故、ベルアルインの賢者達は「混沌の母」と呼んだ。
創世記
そして、三番目に神樹を生み落とした。
やがて最高神は天界と女神族を。
魔神王は魔界と魔神族を。
神樹は妖精界と妖精族を造った。
その後、混沌は四番目に巨人を造ったが、力に溺れ傷つけ合うことしか知らない野蛮な種族に幻滅し、人間を造った。
「優しさと冷酷さ」「勇気と臆病さ」
「愛情と憎悪」「美しさと醜さ」
その全てを内包する、混沌(自分)と最も近い不完全ながらも完璧な種族を。
その完璧な御技に二人の神は嫉妬し危惧した。
いずれそれぞれが生み出した種族から注がれる敬愛が、母たる混沌に奪われるのではないかと。
魔神王と最高神は結託すると、混沌を封印した。
混沌の王
混沌の王とは混沌をその身に宿した人間。
人間とはあらゆる種族中、最も両極端に「善と悪」「光と闇」の性質(さが)を持つ矛盾極まりなき存在であり、矛盾は「混沌」でもある。
即ち、混沌の巫女に選ばれし人間こそが混沌を統べる者となりえる。
混沌の巫女(CV:大原さやか)
嘗て人間に聖剣エクスカリバーを与えた存在であり、別名「湖の姫」とも呼ばれる。そして、このエクスカリバーが混沌の王を誕生させる重要な鍵となる。