概要
もう1人の主人公、帆高航一の夢の中に現れ、次の日に隣の席に転校してきた14歳の少女。
その正体は異世界「アルストロメリア」から「魔女試験」のために留学してきた魔女で、あちらの世界での名前は「リラ」。
転校したその日の夕方に図書室で航一に正体を明かし、夜の校舎にて彼とキスをして契約。以降は帆高家に居候している。
名前の由来はライラックの和名「ムラサキハシドイ」およびフランス語名「Lilas」から。
容姿
相方の航一の小柄さや彼女自身の童顔と対照的な、中学生離れした長身巨乳のスタイルの持ち主。
前作主人公の1人であるアリス・カータレットとの差(参照)から推測すると、その身長は170cm近い(前作の大宮勇と同程度)と思われる。
胸の大きさは現時点ではまりも以上、エリカ・美波未満だが、アンジェ曰く成長はまだ止まっていないらしい。
さらにアンジェの回想では8歳の時点で既に胸の膨らみが描かれており、顔以外はかなり早熟な身体であることがうかがえる。
人物像
基本的には誰に対しても明るく社交的で、他人を疑うことを知らない性格。キスに対する抵抗が薄いという魔女一般の性質を考慮した上でも他人に対する距離感がかなり近く、ボディタッチにも積極的。
大柄かつ早熟な身体面に反して精神面の思春期は同年代の他者より遅れ気味で、良く言えば無邪気、悪く言えば恥じらいがない。
そのため上記の他者に対する距離の近さは異性である航一も例外ではなく、初期においては女性に対する免疫が弱かった航一に度々複雑な感情を抱かせていた。
自身の胸およびその大きさに対しても無頓着なようで、作中では航一から不意に、まりもから故意に触られた際も特にこれといった反応を示しておらず、アンジェから成長を暗に指摘された際も気付くことがなかった。
一方で身長の高さについてはややコンプレックスを抱いており、幼い精神と成長し切った身体のギャップに悩んでいる。
この点は身長の低さに悩む航一と対極的とも、似た者同士とも、互いに憧れ合う関係ともいえるであろう。
また、自分の契約者である航一の相手が自分だけであってほしいと考えていたり、航一に好かれない・嫌われるといったことを恐れていたり、航一が自分以外の女性と親しくしているとあからさまにやきもちを妬いたりするなど、性に関すること以外の情緒は人並みかそれ以上に豊かである。
能力
魔女であれば誰でも可能としている箒での飛行と服を一瞬で着替える魔法の他に、紫麻固有のものとして手から花を出す魔法を得意としている。
種も仕掛けも量の制限もないという物理法則に反する歴とした魔法なのだが、一見するとただの手品と見分けがつかず、作中での用途も目晦ましなどあまり多くはない。
一方で身体的なスペックはかなり優秀であり、その恵体に恥じぬ高い筋力と柔軟性を有している。
小柄かつインドア派とはいえ一応は同年代の男性である航一も力では紫麻に敵わず、帆高母の付き添いでヨガに触れた際には初心者でありながら高度なポーズを連発し、帆高母を驚愕させた。
この身体能力の高さは魔女試験においても、高速飛行の制御や社交ダンスといった形で得点に貢献しており、紫麻の大きな強みであるといえるだろう。
学業の成績はあまりよくないが、テストの直前には一夜漬けを行うなどの最低限の努力もあってか、一応梅子よりはマシなレベル。