人物
主人公。花丸小学校6年生。愛称「カンニン」。
花丸小きっての優等生であり、テストでは100点を取っていることが多い。だがそれは、ほとんどが「カンニング」によるもの。ただし、すべてのテストにおいてカンニングだけでは通らないことも多く、地道に勉強もすることもままある(=第二の刃)。そのため、テスト本番において自力で7割ほど回答を埋めることができ、まじめに勉強さえすればカンニングはいらないといっても過言ではない真の優等生とも言え、一概に「ただの嘘つき小僧」とは言えない側面もある。なお、運動神経は抜群だが、バスケットボールは苦手。
劣等生だった小4の頃に偶然ポケットに入っていた「漢字の書き取り練習用紙の切れ端」を見て、「これって、カンニングなんじゃ…」と罪悪感を持ちながらもそれを利用してテストを乗り切った(そのため、母・取江に小遣いをカットされずに済んだ)。これ以降、カンニングという魔に取りつかれてテストの度にカンニング(と地道な努力)で乗り切っていった。
しかし、完人のカンニングの手伝いをする祖父・マックじいこと満天幕金太郎自身も、子供のころにカンニングをしており、完人の父・豪海も、完人に手紙越しに「父ちゃんもカンニングばかりやってたんだ」という旨を知らされており、完人のカンニングは祖父と父の遺伝によるものであることが分かるが、完人の母・取江は「子供のころは優等生だった」ことを完人に言っており、完人の地道な努力の勉強は母の遺伝であることも示唆されており、両親の血をしっかりと受け継いでいる。
カンニングのプロを目指しているが、職業にすることは出来ないことは自覚している。他者にカンニングがばれることも少なくなく、その際にカンニングをばらさない代わりにこき使われることもしばしば。また、カンニングッズを忘れたり、抜き打ちテストに直面したり、事故に遭遇して満足にテストができなかったりするなど、ドジを踏むことも多い。最終回では一時的にカンニングをやめた時には全てのテストで0点を取っていたが、マスコットキャラの勉強博士の叱咤を受けて復帰している。
普段頭に巻いている「百点満天」のハチマキは上野の森ゆいの手作り。使用するカンニングの道具は作中では「カンニングッズ」と呼ばれる。趣味はテレビゲームや外で遊ぶこと。愛称の「カンニン」の由来は、入学当時、担任の金内金暮から名前を「まんてん かんにん」と読み間違えられ、クラスメイトにもその名前でからかわれ嫌味になるも、ゆいにその名前が好評だったことから、自分でも「カンニン」の愛称で通す事にしたという逸話がある。
クラスメイトのゆいに思いを寄せている。また、豚とん吉と珍ちん平という親友がいる(ちなみに、彼らと完人の名前の文字をとると「トンチンカン」になる)。