概要
演:加瀬亮。
階級は警部補。警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係に所属。36歳。
真面目で頑固で几帳面、正義感の強い高圧的な軍人気質。英語と中国語を話せる。
鞄の代わりに、逮捕状や拳銃を入れている紙袋を持ち歩いている。
しばしば当麻に「ハゲ」と罵られる坊主頭に、引き締まった肉体と鋭い目を持つ。
元警視庁特殊部隊SITの隊長。
現場の司令塔だったが、部下志村優作への誤射疑惑により未詳事件特別対策係に異動させられた。
当麻には頻繁に暴力的なツッコミを入れる。互いに短気で気が強いので、口論や喧嘩になることも多い。
「命捨てます」がSIT時代からの矜持であったが、その反面自殺を試みる者や他人の命を弄ぶ者に対しては激しい怒りを見せる。
当初は当麻に反感を持つが、彼女の能力を目の当たりにし、徐々に受け入れていく。
経歴
早くに母を亡くした瀬文は高校時代に、当時警察官であった父も殉職。
瀬文も将来警察官になる。
その時、父親の部下であったSIT部隊隊長の入山が父親がわりと一人前の隊員として育て上げた。
入山隊長は作戦中に怪我をしてしまい、戦線を離脱。その代わりとしたのが当時若手隊員である瀬文であった。
しかし、キャリアが上の副隊長の反感を買い、リンチにあった。その際、瀬文は反撃を行い副隊長を黙らせた。
仲間思いで人望も厚く部下からも信頼されていた。その中で特に懇意にしていたのが部下である志村優作である。志村も瀬文と同様に高校時代に両親を亡くしており志村、その妹である美玲とも本当の家族であるかのように接していた。
しかし、ある作戦中に志村が錯乱状態に陥ってしまい瀬文に向かって発砲。だが、その銃弾は瀬文ではなく発砲した志村自身が被弾してしまった。
この一連の事態は全てスペックホルダーによるもので時を止めるスペックを持つ者によって瀬文へ向かって飛んでいた銃弾がすべて志村に向けられた事が後に発覚する。
当時、スペックについて認知がされていなかった為、聴聞会でありのままの事を話した。しかし、時の止まった間のことは見えていないため、志村は自分が撃った弾に撃たれた、としか釈明できなかった。さらに、瀬文によって辞めさせられた元副隊長、そのほかの仲間たちによって瀬文が不利になるような証言をされてしまった。
当麻と野々村光太郎はスペックがこの事件に関わっていると興味を持ち、瀬文を未詳へと引き抜いた。
当時、未詳へ入ったばかりの瀬文は当麻の言う「霊能力」や「超能力」の類いのものをバカバカしいと一蹴した。
その後、第一話にて登場した、異常に発達した運動能力を持つスペックホルダーに腕の骨を折られ、拳銃で撃たれそうになった時志村の時と同じような状況に遭遇したり、折れた腕を治した、病を治すスペックホルダーに出会うなど、スペックの存在を認めざるを得ないような数々の出来事を目の当たりにし、信じられないと思いを抱きつつその存在を受け入れていった。