現実にはほとんど存在しない。これは、正常な男性の乳腺は男性ホルモンの作用により発達を抑制され未熟なままであるためである。という誤解がある。
というのは乳腺を発達させるホルモンであるプロラクチン、母乳の分泌を促進するオキシトシンともに性線ホルモンではない(前者は大脳皮質ホルモン、後者は脳下垂体ホルモン)ため、脂肪分の多い西洋型の食生活(現在の日本や台湾も該当)では目立つほどではなくても母乳の分泌に充分な程度の乳腺は存在していることが多いのだ。
プロラクチンやオキシトシンは母性≒新生児〜乳児に対する保護の本能が刺激されると分泌が促進されるため、母親のマネをして吸わせたりなんかしていると割と簡単に出てしまう。
また、出生直後に魔乳が分泌される事例(男女ともにありうる)や、性ホルモン系統の抗癌剤を用いた治療や、極度のストレスなどで女性ホルモンのバランスが崩れた際に、稀に乳首が大きくなり、乳汁が作られるようになることはある。しかしその場合でも一部の紳士・腐女子諸氏が妄想するような射乳に至るほどの分泌量は望みがたい。
だが、女性化乳房症の場合は、授乳には十分な分量が分泌される事がある。
余談だが、そうした心当たりがない(乳児の育児をしているわけでもない)のに母乳が出てしまった男子諸君は今すぐにでも病院に行くことを推奨する。
下手をすると乳がんである可能性が高い。
外部リンク
男性でも母乳は出ます。でも大量に出る場合は要注意! | RadiChubu-ラジチューブ-
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魔乳:男女を問わず分泌される。母体由来の女性ホルモンの作用の名残といわれる。