概要
コミックス第70巻収録。本稿目ではプロローグにあたる「被害者はクドウシンイチ」についても説明する。
とある資産家の隠し子へと名乗りを上げた8人の人物が次々にオカルトじみた怪死を遂げていき、その調査を買って出た服部平次に誘われた江戸川コナンが共に東京と群馬で発生した事件の解決に挑むストーリー。
あらすじ
被害者はクドウシンイチ
突然やってきた平次から、資産家の犬伏家にまつわる出来事を聞くコナン。家長の恒弟は5年前に病死しているが、女癖の悪かった彼の子を名乗る男女が8人も現れ、普通なら追い返すところを恒弟の妻・婆臣は彼らを受け入れ養子として迎えた。
しかし、そのうち2人が不可解な死を遂げ、それを呪いと恐れた1人は遺産相続を放棄し逃げるように東京へと住まいを移していた。
その人物の氏名を聞いたコナンは驚く。何しろ自分の本名と異字同名の工藤伸壱だったからである。
さっそく怪死事件の話を聞きに工藤氏の家を訪ねたが、当の本人もまた自宅で変死していた。
犬伏城 炎の魔犬
工藤氏の事件を他殺と見破ったコナンたちは、一連の事件が遺産相続に関係すると踏み群馬の犬伏邸を訪ねる。
コナンたちは屋敷に残っていた犬伏家の養子である幸姫、考子、知晃、禅也と会い、犬伏家に伝わる魔犬の謂われを聞く。
コナンたちはその犬の墓を見に行く。
その時、崖の上からもう1人の養子、佐記が落下してきて…。