概要
主人公。正体は間界の王子「バアル・ゼブル」。私立ドキドキ学園高等学校1年H組→2年B組→3年F組。
三角おむすびを彷彿とさせる三角頭で二頭身と特徴的な外見で、頭の大きさゆえ、前開きの服しか着られない。よくおねしょ(悠の策もあるが)をし、また辛いものを食べると腹を下す。
「自分の意思」を何よりも優先させる間界人の中にあって、輪をかけて自己中心的な思考の持ち主。エロをアイデンティティとし、デリカシーも学習能力も皆無な為、言う事やる事のほぼ全てがセクハラ。他、性格面で言えば殆ど非の打ち所しか無いが、本人は「誰も自分の良さを理解してくれない(魅力に気付かない)」と言って譲らない。学業も振るわず、成績は学年ブービー。
ハーレムランドの住人(女性)探しのため実界を訪れたが、その外見と性格、変態的行動のため(紋やケサ等、一部の例外を除き)全く成果はない。一時、矢射子後継の生徒会長になるも早々にクーデターを起こされ、解任されている。名字の「百手」はかつて矢射子宅にホームステイした際の名残。意外にも間界最高のプラチナクラスの実力者で、興奮度(テンション)に応じて、能力がアップする。またテンションが一定以上に達すると人間の姿を保てなくなり、正体を現す。魔法を使う他、テンションに応じたクラスの契約者を自分の肛門(アスタリスク・ゲート)から召喚する能力を持つ。また、これとは別に第20章から筋肉質・長身化する事が出来るようになっており、この状態では特殊能力は使えないが、身体能力が向上するという設定。種族の上では悪魔と呼ばれるだけの事はあって(当人は無邪気さを振りまき善意を施してるつもりで)邪悪の限りを尽くし、関わった多くの人間を(地味ながらも確実に、そして無自覚の内に)不幸な境遇に落としている。だが、何度も失敗してもめげずに明るさを失わない姿に杉音やけさの様に元気付けられる登場人物も存在している。
名前の由来は「(女性に)モテたいぞう」から。読み切り版では『百手太造(読み方同じ)』の名前。またキャラクターとしては古い部類なのか、掲載初期の読切作品「もて塾恋愛相談」「もて塾へ行こう!」(WJ・2002年34号・44号)に『茂手太造(もて たいぞう)』という名前で登場している。