概要
漫画『働かないふたり』の主人公の一人。石井家の働かない妹。推定年齢20歳。星座はうお座。
対人恐怖症で人前に出るのが苦手。初期は家族以外とは会話もできず、声をかけられると逃げてしまっていた。しかし作中を通じて、兄の友人の丸山くんや隣人の倉木さんと知り合い、次第に打ち解けていく。
外見は「可愛い」と通行人に評されている。胸が大きい(母曰く「数少ない長所」)。言葉遣いが独特で、驚いたり怯えたりするとよく「だよぉ」や「おわー」と言う。本来は横着でイタズラ好きな性格であり、兄の守に懐いていて、一緒にテレビを見たりゲームをするのが一番の幸せ。食い意地が張っており、大好物はハンバーグで、他にカレーや餅、牛乳も好き。守からは体重をネタによくからかわれている。
働くことに対して強い恐怖心を抱いており、母からは花嫁修業として家の手伝いをさせられているが、家事はまったくできない。働いていない事に後ろめたさを感じている分だけ働いている人に対する敬意は強く、特定の職業に対する偏見は持っていない。根性論に否定的であり、他人に必要以上の強さを求める人間に嫌悪感を憶えている。外見にも無頓着で普段は兄同様、スウェットで過ごしている。しかし外出の際には母に強制され、よそ行きの服を着る。倉木さんやユキちゃんと一緒に遊ぶ様になってから母から交際費としてお小遣いを貰う様になる。
勘が鋭いところがあり、占いに関しては恐ろしいほどの的中率を誇る。ただし本人にその自覚はなく、もっぱら丸山くんや倉木さんから一方的に畏怖されている。
友達付き合いが苦手な一方、幼少期から様々な理由で周囲から孤立している人間と仲良くなる傾向にあり、「友達はいないが親友はいる」タイプ。
交友関係
登場順に表記
瀬野ユキ
春子の高校時代からの友達。182cmという女性としては大柄な身体で格闘技を習得している。口下手で内向的な性格だが、正義感が強く短気な一面を持っており、イジメといった悪事を行う人間を見ると怒って暴力を振るう事から孤立する事が多いという不良アクション漫画の主人公の様なキャラクターをしている。それを理解してくれた春子と友達になる。
登場初期、真面目で誠実な性格の先輩に片想いしていたが、その先輩に恋人がいる事で失恋している。現在は守の友人である西口に一目惚れされているが、本人は知らない。
本田友晴
春子の高校時代からの友達。大学生。春子の母親曰く「アイドル顔負け」というレベルのイケメン。高校時代に男性を好きになった事から孤立し、春子達と仲良くなった。今度は普通の恋愛をしたいと思っているが、石井家で出会った丸山くんに一目惚れしており、彼に片想いしている。
あかねちん
春子の中学時代からの友達。現在はキャバクラで働いており、「レナ」という名で呼ばれている。春子曰く「美人でオシャレですごくモテる子」。家庭環境に恵まれず、学校でも居場所が無かった中で春子が唯一の味方だった。その過去や美容整形をしている事等への後ろめたさから春子に会いに行くのを躊躇していたが、客として出会った丸山に後押しされて会いに行く。再会した自分を一目で気付いた上にありのままに受け入れてくれる春子と付き合いが再開し、ユキと3人で遊んでいる。
たえちん
春子の小学生時代の友達。名前は多恵。春子曰く「真面目過ぎてクラスのみんなから嫌われて自分しか友達がいなかった」。大学進学に失敗し、引き籠りになっており、太っていて髪も伸ばし放題となっている。夜の散歩で寄った神社で春子と再会、一目で自分に気付いた春子と付き合いが再開する。一見、ヤクザの様な外見でトラック運転手をしている父親と母親と暮らしている。
関連タグ
ニー子…彼女もニートの女の子である。