概要
漫画『働かないふたり』の主人公の一人。石井家の働かない兄。推定年齢24歳(妹より4歳年上)。
一見陰気で口数も少なく、斜に構えたようだが、実際は家族思いの性格で友人も多い。度量が広く視野も広い。運転免許MTと習字初段を持っている。ニートでありながら、コミュニケーション能力・手先の器用さなどさまざまなスキルに長けており、妹の春子からは「ニートのなかでもエリートの『エニート』」と称される。
普段は妹ともに夕方に起きて朝方に寝る生活を送っており、どこへ行くにもスウェット姿で過ごしている。兄妹仲が良く、よく一緒にゲームをしたりテレビを観たりしている。また読書家で、毎月図書館から大量に本を借りてきて読んでいる。料理を得意としており、会社員である父の弁当はいつも守が作っている。春子が高校時代は妹の弁当も作っていた。
休日には友人の丸山くんと遠藤くんと3人で近所をぶらついたりする。またお隣に住む倉木さんも交えて、家でゲームをしたり、近所の公園でお金のかからない遊びをしたりしている。
本を紹介するブログを書いているほか、自作の漫画が賞で最終選考まで進んだこともあり、読者や創作者としての資質は小説家志望の戸川さんからも一目置かれている。本編の未来を描いた単行本の描き下ろしでその資質を活かして働いている話も存在している。
春子によると昔は彼女らしき女性(16巻書き下ろしで登場した名取さん)がいたらしく、中学時代はサッカー部で、地元では有名な選手だった。現在も丸山くんとキャッチボール等をしており、運動能力は高い。ニートになる前はフリーターであり、高校を卒業してからアルバイトをして旅費を貯めては海外旅行をしていた。
上記の通り総じてスペックが高く、なぜニートになったのか詳しい経緯は不明だが、(話中で本人曰く勤めていた勤務先が倒産にあって以来働いていないと話している。)父からは「今の状況もあの子なりに何か考えがあるのでは」と思われている。