第102号哨戒艇とは、太平洋戦争中の旧日本海軍の軍艦の一隻。
元はアメリカ海軍の第一次世界大戦型の駆逐艦・スチュワート(DD-224)で、日本の東南アジア侵攻作戦で傷つきインドネシアで入渠中、日本軍に鹵獲され、修理ののち、第102号哨戒艇として再生された。
太平洋戦争中に日本軍に鹵獲された兵器としては最大級のものである。
1944年8月には、第22号海防艦と共に米潜水艦ハーダーの撃沈にも関わった。
海上護衛等にあたりつつ、大戦を生き延び、アメリカ海軍の下に再び戻ることができた。しかしその間に本国では喪失されたとみなされており、襲名艦も誕生してしまっていた。超旧式の「元」スチュワートは標的として最期の奉公をしてサンフランシスコ沖に沈んだ。