概要
正式名称 | アメリカ合衆国とフィリピン共和国との間の相互防衛条約 |
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署名 | 1951年8月30日 |
発効 | 1952年8月27日 |
言語 | 英語 |
締結された場所 | アメリカ合衆国 ワシントンD.C. |
締結した国 | アメリカ合衆国・フィリピン |
米比相互防衛条約(べいひそうごぼうえいじょうやく、英語:Mutual Defense Treaty between the Republic of the Philippines and the United States of America)は、1951年8月にアメリカ合衆国とフィリピンとの間で締結された安全保障条約。この条約は8条から成ると共に有効期間は無期限であり、両国のいずれかが攻撃された場合は相互に支援する事を義務付けている。
歴史
初期
1898年12月に米西戦争が終結した後、フィリピンはアメリカの統治に服する事となった。1946年7月にマニラ条約が締結されてフィリピンがアメリカから正式に独立した後、1947年3月に軍事基地協定と軍事援助協定を締結してアメリカ軍が駐留する事となった。1951年8月に両国の同盟関係が確立され、そこから丁度60周年となる2011年11月にマニラ宣言で条約を再び確認した。
その後
2021年1月にアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は、この条約に対するアメリカの関与を再び確認し、2022年8月にフィリピンのボンボン・マルコス大統領と対面で会談した。この条約について「同盟は強固だ。」と述べ、南シナ海でフィリピンが攻撃された場合はアメリカが相互防衛条約の責務を守ると強調し、記者会見でもアメリカが条約を履行すると表明した。
両国の同盟関係
2024年9月にアメリカのロイド・オースティン国防長官はフィリピンのジルベルト・テオドロ国防相と電話で会談し、中国がセカンド・トーマス礁(アユンギン礁)で補給活動を妨害した事件を受け、フィリピンを防衛する為の「鉄壁の決意」を再び確認した。両者はその後に「自由で開かれたインド太平洋に向けた共通のビジョン」を支持し、両国の同盟関係を強化する決意を示した。