プロフィール
人物
角川つばさ文庫の作品『怪盗レッド』の主人公。通称及び作中の基本表記はアスカ。物語は基本的に彼女の一人称視点で話が進む。
義賊である2代目怪盗レッドの実行担当。
母の美緒と叔母(ケイの母)である杏子は、彼女が幼い頃海外旅行中の事故で他界した(後にレッド関連の調査中事故に遭ったことが明かされた)。
故に父子家庭で父の翼と暮らしていたが、中学入学を控えた春先、叔父の圭一郎とその息子・圭=ケイが越してくるところから物語は始まる。
おおざっぱかつ明るく元気、強い正義感の持ち主で直感・感情的な行動も多い。
幼少の頃から怪盗活動の下準備として父親から数々の(異様な)トレーニングを受けており、15階以上のビルをクライミング・命綱無しでマンションや校舎から飛び降りる・男子顔負けの力仕事をこなせる筋力等々、中学生ながら異常に人間離れした身体能力を持つ(身体能力の高さは自覚していたが、怪盗の家系であることは知らされずにいたためアスカ自身は「ちょっと変わったことを教わってる」ぐらいの認識だった)。父の指導で指弾や縄脱け、合気道まで会得している他、野生的な勘の鋭さの持ち主。
一方勉強は苦手(特に数学)で、頭を使った作業には音をあげてしまう。通っている学校は中高一貫の私立校だが、ギリギリで入学試験に通った経緯を持つ。
父親はイタリアンレストランを経営するほどの腕前だが、アスカ自身は料理下手。そして非常に大食い(ピザはラージサイズで10枚いける)だが、本人は逸脱している自覚が無い様子。
快活だが、可愛らしいものやオシャレを好んだり少女漫画が部屋にあったりと、一般の女子中学生相応の感性は持っており、異性からの態度に不覚にもときめくこともある。
運動神経からか(私服では)常に動きやすい服装をしており、大体スカートではなくショートパンツ(ホットパンツ?)をはいていることが多い(スカートは制服ぐらい)。
巻数が進むごとに容姿(服装)が徐々に大人っぽくなっていくが、ショートパンツの割合が多いのは変わらない。
底抜けに明るく、かつ情を重んじる性分とコミュ力の高さから交友関係は幅広く、親友の氷室実咲をはじめ、クラスメイトや先輩など、作中で多くの人物と縁を結んでいる(春川優月、瀬上水夏、折原詩織、幸村涼香、清瀬理央、花里琴音など)。
自身とケイがレッドであることは身内以外には秘匿している。レッドの活動も考慮して部活動には所属していないが、文化祭時にアクションシーンの代役を引き受けたことが切っ掛けで、演劇部とは合宿に招かれるほどの交流を持っている。
レッドの活動時はその身体能力を遺憾なく発揮し、ケイとの連携で大人や組織相手に任務を遂行する。
コスチュームはケイから圧縮して貰ったものを常に携帯しており、(場所さえ確保できれば)緊急時でも即座に着替えられる。また、身元や年齢が割れないようにか、意識的に大人っぽい声を作っていることも多い。
彼女のアクションは現実の小中学生や一般人がこなすには危険なものが多い(というか殆どが危険)なので、作者からはアスカが危険なことをやっていますが、絶対にマネしないでください等と時折注意が飛んでいる。危険どころかマネしたくても常人には不可能なものも多い。
余談
pixivではもっぱらレッドのコスチューム姿でしか投稿されておらず、制服、ましてや私服すがたはほぼない。
15巻では上述の異様なトレーニングのひとつの「高所からの着地」の応用でマンションの3階から飛び降りるシーンがあるが、服装や着地時のポーズからして1巻のセルフオマージュだと思われる。
差異
巻数 | 服装 | 共通点 | 差異 |
---|---|---|---|
1巻 | 星柄のTシャツの上に長袖のパーカー、星形のベルト飾りがついたベルト付きショートパンツに縞模様のニーソックス | ベルト付きショートパンツ | へそチラ、1巻ではショートパンツに宝石と星形がつきチャックも大きめだったが、15巻ではベルト飾りと宝石が無くなり、チャックも小さめになっているほかややダメージ入り。また、1巻では右足から着地していたが15巻では左足から着地している。 |
15巻 | 半袖のTシャツ1枚、やや裾が短いベルト付きショートパンツにルーズソックス |
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紅月圭:従兄弟