「機械が人間を殺すなんて!」
概要
黒の騎士団のフラグシップ機に当たる紅蓮タイプの流れを継ぐKMF。
搭乗者は紅月カレンが引き続き務める。
元来の紅蓮タイプがゲリラ運用を目的としたものに対して、本機はゼロレクイエムによって最大規模となった超合集国という大きな後ろ盾を得ていたこともあり、充全なバックアップや補給が受けられることを前提として開発された。
日本とブリタニアのKMF技術の混血児ともいえる先代と比べ、更に刺々しくマッシブな体形に加えてカラーリングもより深い深紅へと改められている。
武装関連も高出力化・多機能化によって攻撃性能は強化されているものの、各種小型化や活動時間の改善に成功しているランスロットsiNと反比例するように逆に大型化しており、消費するエナジー量も先代より一割増加している。
光和7年時点でも現役であり、お馴染みの輻射波動によってロキを撃破していた。カレンの歴代の愛機の中では最も長く使われている。
武装
- 輻射推進型自在可動有線式徹甲砲撃右腕部
聖天八極式と比べて角ばったフォルムへと変化した右腕部。
シールドや収束・拡散などの砲撃機能等のこれまでに紅蓮タイプに搭載された機能は一通り備わっており、砲撃機能の制御機構も兼ねた小型ブレードが二振り追加されている。
高出力化によって輻射波動砲もよりワイドレンジへと拡散し、通常のKMFを破壊できるほどに破壊力が高まっている。
- 複合融合飛燕爪牙
先代のスラッシュハーケンの強化・発展型。
ハーケンの射出部が上下に稼働し、刀身基部にもセンサーや推進器が追加されたことで射出後も高い命中精度を誇る。
- 試製一號熱斬刀
MVS化された呂号乙型特斬刀の後継モデル。
刀身が大型化し柄頭にも小型のMVSが追加されている。
- 飛翔滑走翼改
エナジーウィングの機能を追加した飛翔滑走翼。先代同様に8枚羽で機能も同じ。
- フレームコート・火焔光背
最終決戦でランスロットsiNと共に装備した追加兵装群。
砲撃機能に特化した「大輻射増幅型波動撃滅右腕部」と左腕部内に格納されている近接専用のKGFサイズの「可変大型熱斬刀」を装備し、完全な空中戦で運用されるランスロットのものと比べると脚部に格納されたキャタピラによって歩行機能も有し、ある程度の近接戦闘と地上戦を可能としている。