綾小路きみまろ
あやのこうじきみまろ
本名:假屋美尋。(かりや よしひろ)、鹿児島県出身。
軽快な語り口の漫談で中高年を中心に人気を博している。あれから40年!のフレーズが有名。
上京したばかりの頃はキャバレーで司会を務め、森進一や桜田淳子の専属司会を務めていたこともある。
漫談家としては遅咲きであり、現在に至るまでは決して平坦な道のりではなかった。自身の漫談をテープに収録したものを観光バスに一つ一つ手渡しで配布していった地道な活動からやがて注目されていったのである。
カツラを愛用している。カツラを外した状態の姿を知っているのは自身の妻とギャル曽根だけだとか。でも自身の著書「有効期限の過ぎた亭主賞味期限の切れた女房」(PHP文庫刊)で小林幸子の専属司会を務めていた頃の写真が載っており、その写真では・・・。
なお特徴的な後頭部の飛び出た部分はカツラと地毛のハーフである。爆風が直撃でもしない限りカツラが外れないらしい。
実はまだ綾小路きみまろ名義ではなかった頃にタモリ倶楽部で彼にクローズアップした回がある。その当時はカツラは付けていなかった。
毒舌かつ丁寧な語り口であるが、同じ中高年への毒舌を売りにする毒蝮三太夫と違い「ジジイ」「ババア」といった罵倒語は決して使わない事を信条としている。その毒舌もどちらかといえば中高年あるあるの性格が強い。
なお、サラリーマン川柳から盗作したネタを披露していた事が一時期あり批判が起きたが、潔く盗作した事を認めて謝罪した。
若手の頃にビートたけしと面識があったらしく、有名となって再会した時にたけしが「あのきみまろさん・・・」と芸人として長年苦労してきた事を労うような互いの目に光るものがあった対面となったようである。
その後も何度か共演している。
趣味として所有する畑で野菜を育てているが、自然に近い環境である為にサルからせっかく育てた野菜が食い荒らされる被害に悩まされていたところ、対策としてトウガラシを育ててサルに一泡吹かせたという。