概要
単に緋牡丹と言えば、赤い花を咲かせるサボテンの一種。
だが、メタルマックスシリーズにおいてはまったく別の意味を持つ。装備品のシリーズとしてシリーズ恒例の登場を果たしており、「緋牡丹のドス」「緋牡丹の下駄」「緋牡丹の着流し」「緋牡丹のさらし」から戦車装備の「205mm緋牡丹」「ATM緋牡丹」「緋牡丹バルカン」に至るまでいろいろ。
「いれずみシール」を使用すれば「腕に緋牡丹の花が咲く」というメッセージが出たりするなど全体的にこだわりを感じさせるものばかり。
だが、何より特徴的なのが「戦車装備に緋牡丹の名が冠せられた場合」である。
他のアイテムなら普通に優秀な性能を持つものだったり雰囲気を作るためのもので終わるのだが、戦車装備の場合はそれらとは一線を画し、隔絶した性能を誇る最強候補の装備品として輝き、また入手困難なことも相俟ってメタルマックスシリーズにおけるレアアイテムの象徴的存在でもある。
戦車装備としての性能がどのように優秀であるかだが、基本的には攻撃面が強力であるだけでなく、異常に軽量であるためエンジンに負荷がほとんどかからず、他の兵器との併用が容易という取り回しの良さにある。
同じぐらいの攻撃性能を持つ兵器と比べるとその重量はありえないほどで、材料が一体何なのか触れちゃいけないレベル。兵器として成り立つ重量なのかどうか怪しいものさえある。
特に『メタルマックス2』の205mm緋牡丹は、当該作の全装備品の中でもダントツの性能でありつつ仕様上の入手方法が存在せず、多くのモンスターハンターを煙に撒いた。