再誕に出会えた幸運の報酬は、踏み潰される初めてのドラゴンになることだった。
カードとしての能力
緑神龍ガミラタール |
R 自然文明 コスト4 |
クリーチャー:アース・ドラゴン 6000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、相手は自分自身の手札からクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに置いてもよい。 |
W・ブレイカー(シールドを攻撃したとき、このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする) |
概要
DM-08「闘魂編 第3弾 超神龍の復活」にて登場したクリーチャー。
コスト4でありながらW・ブレイカーを持っているアース・ドラゴン。しかし、その代わり、相手にクリーチャーのコスト踏み倒しを許してしまうという、かなり大きなデメリットを持っている。
強力なフィニッシャーなどが現れてしまう可能性もあり、相当使いにくい上に、このクリーチャーの能力で除去されると悲惨な結果になってしまう。
但し、登場した当初、強力なハンデスであったスケルトン・バイスが存在していたため、それで手札を空にしてから召喚するという方法が細々とだが使われていた。
また、百発人形マグナムや早撃人形マグナムを使えば、相手がクリーチャーを出した場合でも即座に破壊することが出来る。しかし、バトルゾーンに出した時に発動する能力などは防げない。
単騎連射 マグナムを使えば、デメリットを完全に帳消しできるが、あちらは後に殿堂入りになってしまった(それ以前に素早く強力な侵略持ちのクリーチャーが多数登場してしまったため、単体性能の優位性を出すのが難しくなってしまっているのだが…)。
DM24-RP3で収録される新星姫 マルシアスの登場もこのクリーチャーにとってはかなり辛い点である。文明・種族は全く異なるが、コスト5でありながら、相手が手札からクリーチャーをコスト踏み倒しする代わりに、代替コストでこのクリーチャーの半分であるコスト2で召喚可能である点や、その範囲が、このクリーチャーとは違い、コスト3以下に狭くなっている(そのため、コスト3以下のクリーチャーを採用しないデッキが相手の場合、実質デメリット無しのクリーチャーに変化する)、さらにブロッカーを持っている上にレアリティもUC(アンコモン)で入手しやすい等、このクリーチャーよりも勝っている部分がかなり多い。
デュエル・マスターズ プレイス
デュエル・マスターズ プレイスではDMPP-05「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」で実装。デメリット能力は以下の能力に変更されている。
バトルゾーンに出た時、相手は自身の手札から最もコストの大きい、進化でないクリーチャー1枚をバトルゾーンに出す。(複数あるなら、その中からランダムに1枚。また、バトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する) |
相手のコスト踏み倒し対象が「最もコストの大きいクリーチャーをランダムに1枚」に変更。さらに、バトルゾーンに出ることによって起こる効果を使えなくさせるようになった。
これにより、TCG版の最大の欠点である「バトルゾーンに出した時の能力によって除去される」という欠点が解消されている。
また、バトルゾーンに出した時の能力が強いクリーチャーを適切なタイミングで出される前に消費させる、各種ハンデスと合わせて疑似ハンデスとして使うなどの使い道も生まれた。
特にデュエプレでかなり調整された無双竜機ボルバルザークに対しては、コストが高めであることもあって狙い撃ちしやすく、追加ターンの脅威から脱することも可能。
また、同じくデュエプレでかなり調整された奇跡の精霊ミルザムを狙い撃ちすることが出来れば、相手にデメリットだけを強いることも可能。
但し、アタッカーとして場に残ってしまうので、デス・スモーク等と組み合わせて、このクリーチャーのデメリット能力によってコスト踏み倒しされたクリーチャーの除去も忘れずに。
なお、同弾で登場したフェニックスの進化元として使う場合、軽くてデメリット能力のないドラゴンの方が需要が多いということや、進化した時点でパワー6000のW・ブレイカーの意味がなくなってしまうため、進化元として使われる機会はないだろう。
後にDMPP-06で、類似条件へと変更された解体人形ジェニーが登場してしまい、元々使われていなかったこのクリーチャーにさらに追い打ちをかける形になってしまった。
一応、クリーチャーが増えるという点に着目してアポカリプス・デイと併用したり、盤面制限を活用して、相手のクリーチャーを7体にさせて新たにクリーチャーを出させないようにするという方法も存在しているが、あまりにもリスキーであり、このカードを中心としたデッキ構築は賢明ではない。