血も肉も魂も、死者の飢餓を癒せやしない。
カードとしての能力
概要
DM-08「闘魂編 第3弾 超神龍の復活」にて登場した呪文。
ハンデスの代表格であり、相手の手札を2枚ハンデスさせるという効果を持つ。
序盤から中盤にかけて、能動的に相手の手札を2枚ハンデスさせるという効果は、想像以上のテンポアドバンテージを生み出すことが可能。
コストとハンデスの枚数が絶妙であり、コスト4であることもあって、フェアリー・ライフから綺麗に繋がるという利点も持っている。
実は登場当初はアストラル・リーフによって手札が溢れるほどのドローが可能であったため、ロスト・ソウル優先で採用されていたこともあり、影が薄い存在だった。
リーフが初代殿堂入りに指定されると、その凶悪さを見せつけるようになるが、今度はアクアン系統のデッキに対しては腐りやすいという欠点が出るようになり、アクアンを使ったデッキが多かった聖拳編環境では不採用もざらになっていた。
アクアンが殿堂入りし、あの凶悪カードである無双竜機ボルバルザークが大暴れする時期、つまり、ボルバルマスターズに入ると、そのデッキが相手の際にはハンデスが刺さりやすいという利点が生まれるようになり、それ以降、闇文明が入ったデッキでは必須カードとして活躍するようになった。
2005年7月に殿堂入りするも、それでも依然として強力なカードであり、クローン・バイスが殿堂入りした後は更なる活躍を見せるようになる。
最終的に、戦国編環境の2008年10月でついにプレミアム殿堂になった。
ちなみに、プレミアム殿堂になった際、このカードが猛威を振るうようになったわけではなかったため、このタイミングでの規制は予想外というプレイヤーも存在していたようだ(これと似たような経緯をしているハンデスカードとしては裏切りの魔狼月下城も存在している)。
初期はドローソース軽視の風潮が強かった(それでこそ、前述のリーフやアクアンが代表的な例だろう)ということもあり、それと張り合えるハンデスとして設定された結果、最終的にはプレミアム殿堂入りになってしまったカードだと思える。
「下準備や運に左右されない4コスト2ハンデス」「色の合うあらゆるデッキに入る」という点がこのカードの凶悪性を高めている理由であり、このカード以降、無条件で4コストで2枚ハンデスを狙えるカードが登場していないということを考えると、低コストで気軽に2ハンデスを行える事の恐ろしさが分かるだろう。
このカードがプレミアム殿堂した後は、
- ピーピングハンデスが出来る解体人形ジェニー
- このカードよりもコストは重くなったものの、条件次第で再利用することが出来る強襲する髑髏月(自分の闇のクリーチャーを1体を破壊させることで再利用できる)やガチンコ・ジョーカー(ガチンコ・ジャッジに勝てば再利用できる)
など、様々なハンデスカードの出番が多くなっている。
余談
このカードの調整版としてデモニック・バイスが登場している。コストが1上昇してコスト5になり、相手が選ぶタイプのハンデスになっている。
デュエル・マスターズ プレイスでは、このカードの殿堂入り以降、環境で使われるようになり、後に殿堂入りしたクローン・バイスが弱体化されて実装されているのに対して、このカードは2024年10月現在も未実装の状態が続いている。その代わり、前述のデモニック・バイスが実装されている。