概要
自殺したはずの主人公、早狩京子は、生前の自宅を模した異世界に迷い込んでしまう。
脱出するには「死(=自殺)を繰り返しながら残留思念を集める」必要がある為、自殺を繰り返しながら残留思念を集め、異世界から脱出することがゲームの目的。
タイトルから察せられるように、ホラーな表現を含み、かつ暗くて重い話が中心のゲームである。
エンディングは、集めた残留思念の種類や数で変化するマルチエンディング。
こちらもタイトルから察せられるかもしれないが、一部グロテスクな表現がある。
重要:動画の投稿(実況動画・生放送)禁止について
公開当初は中傷目的でなければOKという風になっていたが、
11月4日付けで、「実況動画の投稿・生放送は一切禁止」と公式より発表された。
作者である箱舟みかん氏曰く、「昨今の社会問題に関連したデリケートな事象(問題)を題材としている為」とのこと。
フリーゲームをよくやるかたは十分理解していることだと思われるが、規約を守ることでフリーゲーム界隈の秩序は守られていると言っても過言ではありません。一人が規約を守らなかったことで、二次創作等の制限やゲームが公開停止になったなどの例もあるので、規約は絶対に守りましょう。
ストーリー(公式より)
自殺したはずの主人公、早狩京子(さがりきょうこ)は
何故か自分の部屋で目覚めました。
どうやらここは別世界のよう。
残留思念とやらを集めてこの世界から脱出しましょう。
登場人物
この項目はネタバレを含みます。
・早狩京子 : 主人公。自身の事を「暗くて無口でつまらない」「存在価値がなく居ても邪魔なだけ」というネガティブ少女。とある事を理由に自殺してしまった。しかし、その後何故か自室で目覚め、電灯さんのアドバイスの元、そのまま閉鎖空間となった自宅の中で自殺を繰り返しながら「残留思念」を求め彷徨う事になる。
・電灯さん : 京子がいる異世界、「狭間の世界」の管理人を自称する。人ではなくただの電灯なので、感情はない。異世界に迷い込んでしまった京子にさりげなくアドバイスをするが、積極的に助けるという気はないよう。
・スイレン : とある日に行ける空間にいる少女。スイレンと名乗ってはいるが、本来は名前がない(本人談)らしく、好きな花である「スイレン」を名乗っている。髪型は黒髪のロングで、黒のワンピースを着ている。さっぱりした性格だが、その分京子に対してはキツく当たったりする(京子本人を目の前にして堂々と嫌がらせをする事を宣言したり) ちなみに、家の中の怪奇現象も「暇だから」という理由で彼女が起こしているらしい。
・雪子 : とある日にトイレに行くと会える黒髪おさげ少女。その見た目通り、性格は子供っぽく遊ぶのが大好きで、京子と対面した時も一緒に遊んで欲しいとせがむ。しかし、その遊びの中で負けた時は・・・
その他の登場人物
・早狩洋子 : 京子の妹。勉強ができて、姉思いのいい妹。姉妹仲は良かったよう。
・母 : 京子の母親。結構厳しめな母親だったよう。
・父 : 京子の父親。幼少の頃から京子を可愛がっていた。
・祖母 : 京子の祖母。京子が幼少の頃、ぬいぐるみを買ってあげたりと優しいおばあちゃん。
・優奈ちゃん : 京子のクラスメイトで、京子の友達だった。
自殺の方法
このゲームでは、自殺をすることで次の日に移る事ができる。自殺の方法により、翌日に取得できる残留思念が異なる場合もある。自殺の種類は、下記の四種類。
・リストカット
・飛び降り
・首吊り
・OD
残留思念
京子が異世界から脱出する為に集めるもので、電灯さん曰く「生前の思いが具現化したもの」で、基本見た目は人魂のようなもの。しかし、あるもの(事)を切っ掛けにふと思い出す、といった形のものもある。
残留思念を取得すると、内容に応じた一枚絵(CG)が見れる。その種類は、可愛い系から鬱グロ系まで多様に渡り、どれも必見。また、残留思念を取得した際は、その内容により京子の精神値が増減するので、取得後は精神値はこまめにチェックするのが望ましい。
この残留思念を集めた数や種類によって、エンディングが分岐する。