CV:日笠陽子
概要
作中で度々登場する人気アイドル・姫宮みらんが所属する芸能プロダクション「スリーピース・プロダクション」で働くチーフマネージャー。黒髪の短髪で眼鏡をかけた女性。
一見すると気弱で無害そうに見えるが、マネージャーとしての信念は人一倍強い。
そこまでは社会人として当たり前なのだが、問題なのはその性格とやり口。
綾瀬裕人曰く「善意の押し付け」と呼べるレベルで自分の価値観を他人や本人の意思をガン無視して強要させようとする上にいざとなれば手段を選ばないというタチが悪すぎる一面を持っており、今でこそ人気アイドルとして活躍するみらんも茅原の手で強引にデビューさせられた節がある。(茅原の本性をよく知らない裕人の「良い人だよな」との発言に対し「見た目は人畜無害なお節介焼きで、誰かの為に何かをするのが生き甲斐みたいな感じだけど…中身も本人もそう信じ込んでるだけ、尚更タチが悪いっていうか…」と割と呆れ返った口ぶりからみらんは内心では茅原を軽蔑している様子ではあったが曲がりなりにもアイドルとしての自分があるのは茅原のおかげでもあるためなのか、複雑な胸中なのだと思われる)。
一応茅原本人も「やっぱり私、あの子に嫌われてるのかしら」と呟いているため、多少後ろめたさはある様子。
作中では
初詣に訪れていた裕人と春香に逃げ出したみらんの行方を聞いた際に初登場。この際、春香の魅力に目をつけてスカウトしようとしたが、電話が入ったためにとりあえずその場では春香に名刺を渡して去って行った。
次に話に絡んだのは2人が遊園地に遊びにきた時。春香によれば「先日学校の帰り道に偶然お会いして遊園地のチケットを頂いた」らしく、曰く「事務所で大量に余っていた」とのことだがこの時点で明らかに春香とのコネを作ろうと狡猾に動いていた様子。裕人になぜここにいるか聞かれた際は「たまたまここで雑誌のイベントがあってその手伝いに来た」という体裁で誤魔化していた(口調の怪しさと挙動から裕人も若干眉を顰めている)。
流れる形で春香にイベントへの参加を促しつつ、影では「彼女はこういうことにはあまり興味無さそうだし、家も大きくて厳格そうだからゆっくりじっくり攻めていく。せっかくの逸材、逃すわけには行かない」という策略を後輩にだけ打ち明けていた。世間知らずな春香を言葉巧みに丸め込みながらイベントという体で写真を撮影させていくが同時に(乃木坂さんは綾瀬君の側にいる時が一番良い笑顔なのね。そこがちょっと気になる所だけど…)と不穏なフラグを建てていく。
そして後日、「この前撮った乃木坂さんの写真が手違いでオーディションの書類と混ざってしまいそのまま審査されてしまい合格してしまった。人数合わせのために出場してもらいたい」という理由(無論真っ赤な嘘)でやんわりと勧め、春香本人が押しに弱いこともあってオーディションと簡単という名目でレッスンを受けさせることを体よく快諾させる。
これ以降は目的達成の障害になりつつある裕人を何かと理由を付けて春香から遠ざけさせるようにもなっていく。
ある夜、春香を本物のアイドルに仕立て上げる(いわゆる出来レースの)打ち合わせ現場を偶然裕人に見られたのを機に、彼に今までの策略を明かし「強引なやり方なのはわかっている、でも世に出るべき才能を伸ばすのは私達の使命なの」「これは春香ちゃんのためにもなること」と言い放ち、春香はこの事を知っているのか問われた際には後輩が「春香ちゃんももちろん受け入れてとってもやる気になっている」と咄嗟に誤魔化し、最終的には「春香ちゃんには近づかないで」と裕人にストレートに言い放つまでに本性を顕にした。
最後は出来レースによるオーディションで春香をグランプリに仕立て上げられる寸前で会場に裕人が乗り込んできたことで、春香が真相を知らされてないまま参加していたことが公になった上に、乃木坂家メイド隊にオーディション自体がめちゃくちゃにされてしまい目論見は失敗に終わった。
アニメ版では往生際悪く「こんなことをしてタダで済むと思ってるの!?」と諦めずに強気な態度をとるが、直後全ての真相を調べ上げて怒り心頭に達した春香の父・玄冬によってスリーピース・プロダクション自体が乃木坂家に買い取られてしまったことを告げられ、今度こそ茅原は詰んだのであった。
一応、秋穂や美夏がフォローしているように純粋に素晴らしいアイドルを発掘したいという信念こそ本物ではあったがあまりにも汚過ぎるやり口ゆえに春香を娘として溺愛している玄冬の怒りを買ってしまうことになった(そもそも未成年者に芸能活動を行わせるためには本人だけでなく、親か保護者の許可も必須である)。
その後、アニメ版では体を張って恥をかくバラエティ番組に強制出演させられるという処罰を受けストーリーからフェードアウトした。
作品の性質上コミカルに描かれてはいたものの、春香を騙す様は悪辣な印象が強く、本来なら警察に突き出されてもおかしくはなかったと言える。
ある程度春香の素性を調べた上でスカウトした様だが、彼女が世界に影響を与えるレベルで強大な財閥のご令嬢であるという部分までは把握していなかったようである。
関連タグ
ラスボス:ある意味、アニメ版2期での立ち位置はこれ。