概要
ラノベ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』におけるメインヒロイン雪ノ下雪乃と、主人公比企谷八幡のライバル的存在である葉山隼人とのカップリング。まさに美男美女。
原作最終巻において八幡と雪乃が恋人同士になったため、非公式のカップリングである。
解説
葉山隼人と雪ノ下雪乃は親ぐるみで幼い頃から付き合いがあり、いわゆる幼なじみである。雪乃の姉・雪ノ下陽乃とともに三人で時間を共にすることが多かったという。
しかし小学生の時、周囲からその美貌と性格で周囲から迫害されていた雪乃に、葉山は何も出来なかった。後に雪乃は中学で海外留学しており、小学生時代の人間関係がその一因である可能性がある。
そもそも葉山と雪乃が恋愛関係であるかのような噂が立ち、そのせいで雪乃が女子の中で更に浮いたのかもしれない。
葉山は雪乃に何も出来なかったことに負い目を抱いており、雪乃は総武高校で同期となり再会した葉山に対してもどこか冷たく距離を置いていた。
(そもそも葉山は自らを中心とした人間関係の調和の崩壊を許さない『必ず他者の期待に沿おうとする存在』であり、雪乃とは優れた容姿や能力は似ているが人間性は正反対である)
作者が「主人公に優しくない青春ラブコメ」と発言していたり、4巻のボランティア合宿で葉山が溢した「好きな人のイニシャル」がYであったことから、「葉山と雪乃がくっつくのではないか?」という説も当初は存在した。
しかし、物語が進むにつれ八幡と雪乃のフラグが立つにつれて、葉山の好きな人は雪乃の姉の陽乃ではないかという説の方が濃厚になった。
(ちなみにイニシャルYのヒロインは葉山に最も近い女子の三浦優美子やメインヒロインの一人由比ヶ浜結衣など、雪ノ下姉妹以外にも多数存在した)
その後、八幡と出会い変化した雪乃は、葉山へ少し態度が柔らかくなっている。(13巻で雪乃と葉山が和解したような描写があった)
葉山、雪乃、陽乃、八幡らの複雑な人間関係を読み取るには、原作10巻あたりを読み返すのがお勧め。
注意
ラブコメ系ラノベは主人公とメインヒロインがくっつく、あるいは惚れられるのがお約束であり、更に最終巻の14巻で八雪が成立したことで完全なNTR・BSSとなった。
よって、他のカップリング以上に、非公式のカップリングを好まない読者が自衛、スルーできるような注意書きや配慮を行うのが賢明だろう。