歴史上の人物としての内容は藤原彰子を参照
CV:小林沙苗
本作のヒロイン。
優しく温厚な性格で誰にでも好かれ、その人柄は十二神将達にも好意的にとられ認められている。常に自分にできることはないかと考えており、彼女の美徳である。貴船の祭神も認めるほどの美貌の持ち主。晴明や昌浩をも超える当代一の見鬼の才を持つ。明らかに異形の存在であるもっくんを見ても大きな驚きを見せず恐れを抱かなかったり昌浩がいるとはいえ夜に屋敷を飛び出し危険な現地に赴くなどと中々肝が据わっている。
妖怪・窮奇に狙われた際、一生消えない呪詛を負い、入内せず安倍家に半永久的に滞在することとなった。そのため素姓をしられてはいけない。名をふせているため事情を知っている者からは「藤花」と呼ばれることがある。安部家に間もない頃、彰子の順応性の高さからもっくんに評された。安倍家での生活に馴染んでおり、雑鬼たちと仲良くしたり、露樹に頼まれよく市に買出しに行ったりする。その際、天一や玄武などが護衛についていく。昌浩の出迎えなどをしてその姿が妻のようだと雑鬼達に冷やかされることもある。昌浩に憑依した高龗神に遭遇した後は、もっくんより神様講座を受けたりしている。彰子が愛用している瑪瑙の腕飾りは昌浩の贈物で大切にしている。