藤壺無名異
ふじつぼむめい
「今一度賭けてみても良いのかも知れない・・・!
私の可能性!私自身の宿す可能性に!」
- 種族: 瀬戸大将
- 二つ名: (無名のビーイング)
- 能力: 合体する程度の能力
- 活動場所: 陶磁器の墓場
- テーマ曲: 千紫万紅の百鬼夜行/グラスハートシュバリエ
セトに身体を貸し与え、自身はカノプスの壺にいましめられていた(?)妖怪・瀬戸大将の解き放たれし姿。
妖怪瀬戸大将は、実在して人々に害や益をもたらしたという記録は無く、鳥山石燕が百器徒然袋という妖怪画集に想像で描いた姿が載っているのみである(まさにオリキャラだ)。
藤壺無名異は、近年の妖怪ブームによる瀬戸大将の知名度の上昇により、ようやく形を得た新参の妖怪。そのためかは分からないが、幻想郷の妖怪には珍しい孤高の戦闘狂タイプとの噂。
『自己の存在』について悩むお年頃であり、中二病を無自覚で発症しているのはご愛嬌。
瀬戸大将には、これまた近年のブームにより『唐津物の大将と日本の食器の覇権を争い、勝利した』という設定が付随している。実際のところ無名異は、百器徒然袋の瀬戸大将とは違う存在なので、唐津物大将(以降カラツと表記します)とも親密な関係を築いていたのだが、瀬戸大将という妖怪の花形である無名異とは対照的に、脇役のカラツは知名度や信仰心の不足により、いつしか消滅してしまった。
これを嘆いた無名異には、セトの提案は大変に魅力的だった。強い奴と戦える上に、あわよくばカラツのいる場所に逝けるためである(幻想郷における少女たちの決闘は命の取り合いではないので筋違いの願望であるが)。
かくしてセトに体を貸し与えた無名異だが、結果は見事なまでの大失敗に終わる。
禁呪塔の崩落に巻き込まれて尚無傷で生還した無名異は、今度こそカラツのいるところに逝くべく、妖土真宗の面々を焚き付け、歴戦の巫女たちを呼び寄せることにした。
霊夢らに敗れた後は妖土真宗の仲間としてそれなりに楽しそうに過ごしている。
合体する程度の能力
体を覆う瀬戸物を、集めてくっ付けたり、また分離させたり出来る。レジロッk。
彼女が体の構築に利用できるのは、新品ではなく、欠けるなどして棄てられた中古品の瀬戸物ばかりであるらしい(それしか見つけられないとの事)。
また、能力を応用して変形も可能らしい。