概要
「天下三名槍(てんかさんめいそう)」と呼ばれ、至高の槍の一本に数えられる。
製作者は千子村正を祖とする刀匠流派の一つ「文殊派(手掻派)」の刀鍛冶である藤原正真(三河文殊正真)。
笹穂(ささほ)とよばれる、その名の通り笹の葉のような広く長い刃を持っているのが特徴。
刃っ先の鋭さ故に槍先に止まったトンボがそのまま真っ二つに切れてしまったという逸話から、この「蜻蛉切」の名が付いたという。
静岡県の県指定文化財に指定されている。
同じく忠勝が着用した黒糸威胴丸具足(鹿角の兜)と共に本多家に代々伝えられたが、第二次世界大戦時に同家を離れ、現在は別の個人所有となった。
静岡県三島市の佐野美術館に寄託収蔵されており通常は一般公開はされていないが企画展示等で期間を区切って公開されることがある。代わりに、愛知県岡崎市の岡崎城や東京国立博物館にて展示されているレプリカや「写し」は通常誰でも見ることができる。
なお、三名槍の他二本は「日本号(にほんごう/ひのもとごう)」、「御手杵(おてぎね)」とされるが、御手杵は東京大空襲の戦火で失われてしまった。
蜻蛉切をモチーフとしたもの
スーパーレアの武器カード「天槍・蜻蛉切」として登場。史実通りでは武骨すぎるからか、トンボを模した十文字槍のようなコミカル系のデザインになった(一方で各キャラクターのデザインには史実に沿った小ネタが散りばめられている)。
ちなみに持ち主も「豪将ホンダ」として参戦しているが、別に専用アイテムではないので足軽だろうが女の子だろうが誰でも使える。
攻撃力は1900に達し、これは火縄銃の2000に次ぐ高さ。ちなみに日本号も同様の数値だが、御手杵だけはなぜか700とガタ落ち。
外伝Ⅳ『胎魔の鼓動』、『DIMGUIL』で入手可能。
外伝Ⅳでは「古の洞窟」の魔物が持っており、攻撃に石化の追加効果、不死系の魔物に与ダメ倍加と攻撃回避の効果がある。
DIMGUILでは「エリアA」から入手機会があり、昆虫系の魔物に与ダメ倍加と攻撃回避の効果あり。