概要
陸上自衛隊の96式装輪装甲車の後継として、小松製作所が開発を進めていた8輪の装輪装甲車。各種任務に応じて付加装甲やRWSを装備することが可能で、標準型の装甲兵員輸送車型、通信支援型、施設支援型の戦闘工兵車型などの派生型も想定されていた。後部人員輸送部は載せ替えが可能なモジュール方式を採用しており、任務に応じて交換可能だったといわれる。
2017年、試作車の防弾板等に不具合があると指摘され、2018年に開発中止となった。後にフィンランド製のパトリアAMVが96式の後継として採用された。
なお、小松製作所は開発コストに見合う利益が見込めないなどの判断から、2019年に全ての自衛隊向け新型車両の開発から撤退する方針を固めている。
関連イラスト
架空の派生型を描いたもの