許されざる者(ウィザーディング・ワールド)
あんふぉあぎばぶる
ハリー・ポッター:魔法同盟に登場する秘密結社。
闇の帝王が英雄に倒されて約19年が経った2018年に、大災厄の起因者として現れた。
彼らを取り戻すために。
To the bring them back.
社会を混乱に陥れ、魔法の秘匿を危うくした大災厄は、実のところ2人の魔法使いの純真な愛によって実行されたものだった。
探し物の呪文、ファウンダブルの魔法は、ただ妻を取り戻したかったグリム・フォウリーによって行使された。
そしてそれは、不治の病に蝕まれる愛娘セレウスを救う方法を見つけたかったギャレス・グリーングラスによって仕向けられたものだった。
原作において唯一闇に打ち勝てるとされているもっとも古い魔法、愛が、皮肉にもこの事件の一端を担っていた。
- 「テウス」組織の匿名指導者。
- 「レシフォールド」
- 「バーゲスト」
- フラビウス・フリント
「人は救いたいわ! 信じて、全部この世界をより良くするためにやったことなの… さっき、自分で説明するチャンスをくれると言ったわね。まだその気があるなら聞いてもらうわ。話が終わる頃には、私は敵じゃないってわかってもらえるはずよ」
ギャレスに「何者かによって成り代わられている」と推測されていた匿名の指導者テウスの正体は、魔法省下級次官コンスタンス・ピッカーリングだった。
コンスタンスの実の祖父であり、本物のテウスであったマティアス・ピッカーリングは純粋に富と権力を得るために組織をつくり、「多くのお金と権力が手に入る」と嘯きいて財産や影響力のある魔法使いを結社に迎え入れた。
マティアスに率いられた許されざるものは、コンスタンスいわく成功のためならば恐ろしいこともしていたという。
残酷で貪欲な人物であったマティアスは、怒るといつも暴力的な振る舞いをしたが、金も権力もあるマティアスにコンスタンスの両親は逆らえず、むしろ肩を持つばかりだった。家族はマティアスの機嫌をとるためにやれることはなんでもやっていた。
「ある意味、祖父には感謝してる。魔法界のあらゆる不平等に目を向けさせてくれたから。今の私があるのは、あの人のおかげと言ってもいいかもね」
コンスタンスは他人の心を見る特別な力を持っていた。許されざる者の存在に気づいた彼女は組織を使い、人々に彼らが一番欲しているものを手に入れさせてあげることこそが自らの使命であると思った。ある意味彼女自体がファウンダブルの魔法のような存在だったと言えるかもしれない。
「ハーマイオニー、私の話を聞かないなら、マグルに聞けばわかりますよ。マグルは魔法を欲しがってる。魔法でしかできないことを望んでるんです。この目で見たんですから」
「あなたたちには制度の外側にいて、やりたいけどできないことを実現する存在が必要なのよ。それが許されざる者の役割。あなたたちは内側から変化を起こすことを試みて、その一方で私たちは手を汚す。一緒なら本当に世の中を変えられる。手始めにマグルに魔法を見せてやるのよ 」