序幕
むかしむかし、ある村に
赤ずきんとよばれる女の子が
住んでおりました。
ある日、お使いを頼まれた赤ずきんは
森の中にある家に住むおばあさんのもとへ
出かけていきました。
すると赤ずきんのもとへ、オオカミが
あらわれ、こうそそのかします。
「赤ずきんちゃん、おばあさんのもとへ
花もつんで持って行ってあげたらどう?
この道の先にきれいな花が咲いてるよ」
赤ずきんは喜んで寄り道していきます。
しかしオオカミはおばあさんを食べようと
ひそかに企んでいたのです。
家へと先回りしたオオカミはおばあさんを
飲み込むと、そのままおばあさんに化けて、
赤ずきんを待ち伏せします。
なにも知らない赤ずきんはおばあさんの家を
訪れました。そして…
ストーリー
オオカミは吠えるⅠ
開幕:カオステラーの存在を感知し、新たな想区へやってきた一行。オオカミの不気味な遠吠えが響くその地で、カオステラーの手がかりを探し始めるが、すでに複数のヴィランが一行に迫りつつあった。
オオカミは吠えるⅢ
終幕:ヴィランの手荒な歓迎を追い払った一行は一人の猟師と出会う。森近くの村に住んでいるその猟師は森で行方不明になった女の子を探していた。その女の子こそが、この想区の『主役』ではないかと推測する一行は、猟師とともに赤い頭巾をかぶった女の子――赤ずきんを探すべく、オオカミがうろつく森に足を踏み入れる。
赤ずきんちゃんはどこ?Ⅰ
開幕:赤ずきんの手がかりを探す一行。猟師の話によれば、森の中にある赤ずきんのおばあさんの家にはオオカミたちに阻まれたせいでたどり着けておらず、村の捜索隊も行方不明になってしまっていたらしい。危険が潜む森の中を、一行は慎重に進んでいく。
終幕:エクスが新たに拾ったアイテム、それは進化武器のレシピだった。ふたたびシェインの目は輝き、エクスに武器進化についての熱い解説を披露する。
シェイン先生の武器講座・進化編、ここに緊急開講。
赤ずきんちゃんはどこ?Ⅱ
終幕:オオカミの遠吠えに苛立ちをあらわにする猟師。もともとオオカミに食べられた赤ずきんを助ける運命を定められていたという猟師は頑なに赤ずきんを守ることにこだわっていた。
そのとき、森の中に女の子の悲鳴が響き渡る。悲鳴を耳にした猟師は一人、森の奥へと駆け出してしまう。
そして誰かがいなくなるⅠ
開幕:猟師を追いかけた一行は森の洞窟にたどり着く。不穏な唸り声が響く洞窟で一行を待つものは…
そして誰かがいなくなるⅢ
終幕:一行が倒したメガ・ヴィラン、その正体はあの猟師だった。猟師をメガ・ヴィランに変えたカオステラーはすぐ近くに潜んでいる。緊張する一行だったが、そこで姿を見せたのは行方不明になっていた女の子、赤ずきんだった。
主役の選択Ⅰ
開幕:オオカミに追いかけられ、ずっと逃げまどっていたという赤ずきん。無事に彼女を保護した一行だが、このまま赤ずきんを村まで送り届けるか、カオステラーの探索を続けるかで、タオとレイナは口論を始める。議論を白熱させる二人をよそに、エクスたちは休める場所を探して歩きだす。
主役の選択Ⅱ
終幕:一行が腰を落ち着かせる中、エクスは赤ずきんとの仲を深めていく。そしてエクスにこれからどうしたいか尋ねられた赤ずきんは、お使いの役目を果たすためにもおばあさんの家へ行きたいと申し出るのだった。『主役』の選択に従い、おばあさんの家へ向かうことにする一行。そんな中、シェインだけはあることに気付き始めていた。
赤ずきんちゃん、どうして?
開幕:おばあさんの家にたどり着いた一行だが、家の中には誰の姿もなく、争った形跡すらない。外へ出ておばあさんを探そうとする一行だったが、突然、シェインは赤ずきんに質問を投げかける。その質問で炙り出されていく、赤ずきんの秘密。
そして赤ずきんが恐るべき正体を明かしたとき、オオカミたちの群れが一行を取り囲んだ…
オオカミに愛された少女
開幕:オオカミたちを倒し、エクスは赤ずきんを説得するが、赤ずきんは猟師を始めとする人々への憎しみを口にし、カオステラーとしての姿をあらわにする。
赤ずきんを救うために、一行はオオカミたちを束ねるカオステラーと対峙する。
終幕:カオステラーは『調律』され、赤ずきんは普通の女の子へと戻った。『調律』ののち、赤ずきんの母親があの猟師と再婚することを知った一行。親の再婚で葛藤した赤ずきんの苦しみがカオステラーと共鳴してしまったのだ。想区を出発する直前、一行は猟師と話す赤ずきんを見かける。カオステラーとなっていた時期の記憶は失われていたはずだが、赤ずきんはエクスの言葉を信じ、猟師に歩み寄ろうとする。赤ずきんたちの姿を見届けた一行は次の想区へと旅立つ。