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おとぎばなし「赤ずきん」の主人公。目が大きく愛らしい外見の割に言葉遣いが汚く、決めゼリフは「だむですとろい」。自身の顔を巨大化させて、目の中に対象物を飲み込んだり吐き出すことができ、耳はコンクリートをも簡単に切り裂ける程の鋭く巨大な刃物に変えられ、同じ物語の住人である「(剛腕で鋭い爪を持つ)おばあさん」と「猟師さん」を作り出して操り、更には空を自由に飛ぶこともできる等、現段階までで、月打によって1番多数の能力を獲得している。

赤ずきん

作中で50年前、彼女の絵本を愛読していた「おひさま」・佳代が神林ら3人が起こした放火で命を落としたと誤解し、放火犯三人組を憎み、復讐すべく自ら月打を望むようになった。遂に悲願の月打を受け、〈読み手〉界へと現れ、3人組の内2人を殺害する。最後の標的となった神林剛三を狙い、警察署を襲撃して彼を見つけ出す。途中現れたイデヤ・工藤も軽くあしらい、手を下そうとしたが、駆けつけた月光達に阻まれ一時撤退する。しかし、行動を先読みしたイデヤにより、用意されたツクヨミ特殊部隊の特殊銃弾で満身創痍となり「おばあさん」と「猟師さん」を倒される。町中を逃げ回るも包囲され、イデヤから条例執行寸前まで追い詰められる。

だむ ですとろい

剛三から50年前の真相を聞いた月光らに守られ、佳代の生存を知って正気を取り戻し始める。しかしその直後、火事の音と佳代の泣き声を聞いて神林家へ向かい、ついに佳代に再会するも、肝心の彼女は赤ずきんの事がわからなかった。それでも、中に取り残された孫娘・果歩を思う佳代を気遣い、果歩を助けるために燃え盛る家の中へ飛び込み、瓦礫を粉砕して果歩を空へと連れ出した。そして彼女に「(仕方ない事だが)どんなに自分の物語を愛してくれても皆が忘れていってしまう」と不満をこぼすも、彼女から「赤ずきんちゃんを忘れるわけない」と慰められながら、頭を撫でてもらった。そして果歩の口から、佳代が彼女に「赤ずきん」の絵本を読み聞かせ、今でも「赤ずきん」の物語を愛している事を聞いて、嬉し涙を流す。

その後、果歩をバスケットに乗せて(中に月光とイデヤ宛ての手紙を入れて)地上へ降ろし、本の世界へ戻って行った。果歩に頭を撫でてもらった事と佳代が自分の物語を覚えていた事がよほど嬉しかったのか、彼女が本に戻ってから、「赤ずきん」の絵本での彼女の挿絵が、どのページでもニヤケ顔になっていた。

赤ずきん月光条例より~赤ずきん

その後桃太郎編で工藤に呼び出され、月光のために再び〈読み手〉界へ向かい、シンデレラとコンビを組み、月光に代わって雉太の相手をした。その後、オヤジさんのラーメン屋の手伝いをしている。この時点で月光に好意を持っている模様。

シンデレラと赤ずきんなお、シンデレラとはケンカ腰。

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