藤田和日郎の漫画『月光条例』の登場人物。 モデルは宮沢賢治の恋人(押しかけ女房)であった高瀬露と思われる。
昭和初期の東北地方
センセイの養女だという女性
長い黒髪に印象的な瞳、着物にブーツという格好をしており、執行者であるセンセイの代理としてハチカヅキと共に戦っている。
養父であるセンセイをとても慕っており、突如、センセイの元へ現れ、センセイの世話をすることになった散吉に対し、敵意むき出しで接する。
ネタバレ
以下ネタバレです。
月光条例の世界では「竹取物語」は実話であり、かぐや姫は実在の人物
高勢露はかぐや姫であるとセンセイは言う。
竹から生まれ、通常ではありえない速度で育ち
多くの人と出会い、心を通わすも死によって引き離される事を何度も何度も繰り返し味あわされる人生。長く終わることのない寿命。
彼女の印象的であり特徴的な瞳は、彼女の味わってきた孤独感と絶望が刻まれた瞳なのである。
センセイ亡き後、センセイの願いごとにより、散吉は転生することになる。
死ぬ間際、センセイは露の事を散吉に託す。
生まれ変わった散吉(リンク先ネタバレ)は、高勢露を探そうとするのだが、童話『青い鳥』のお話のように、露は身近なところに居た(リンク先ネタバレ)のだった。